クリック・コンバージョン率を上げるボタンの料金相場

shunichi shiga
ボタンデザインの相場

webサイトにおける「ボタン」はユーザーにアクションを促す大切なパーツで、そのデザインはサイトのクリック率やコンバージョン率に大きく影響します。ボタンの効果は設置する場所なども関係するため、単にビジュアルだけで良し悪しが判断できないこともあり、ボタンデザインの予算をどれくらいに設定すれば良いかわからないと思う方もいるかもしれません。ここではボタンデザインを発注する際の料金相場について紹介します。

ボタンにはどれぐらいの価値があるのか

webサイトには「コーポレートサイト」「サービスサイト」「ブランドサイト」「キャンペーンサイト」「ECサイト」「求人サイト」など、それぞれテーマや目的がありますが、特にユーザーにアクションしてもらうことが目的であるタイプのサイトは、ボタンの重要度が比較的高いと言えます。

例えばECサイトは「購入ボタン」をクリックしてもらう、キャンペーンサイトでは「応募する」のボタンをクリックしてもらうことに価値があります。一方、コーポレートサイトの「お問い合わせボタン」などは、前者と比べると重要度は下がるでしょう。このように「そのボタンがどれくらいサイトの中で重要か」ということで、ボタンの価値は大きく変わると言えます。

まずはデザイナーに要望を理解してもらう

デザイナーの方はデザインやサイト設計のプロですが、自社サービスやブランドコンセプト、そしてターゲットとなるユーザー層やマーケットについては、発注者の方がずっと熟知しています。そのため、どんなユーザーに対して、どんなアクションを促すためのボタンを作ってほしいのか、デザイナーの方に丁寧に伝えることが、効果の高いボタンをデザインしてもらうための第一歩となります。

特にサービスサイトやECサイトにおける「資料請求ボタン」や「購入ボタン」など重要なものは、デザイナーの方に商品やブランドコンセプトを正確に理解してもらうことで、より購買意欲をそそるデザインにしてもらえるかもしれません。デザイナーの方と打ち合わせをする時は、ボタンの色やイメージの要望だけでなく「自社サービス」についても伝えることが肝心です。

このように、サイトのボタンは自社のマーケットにとって重要なものです。発注会社の業界に詳しいデザイナーであれば、コンサルティング料も含め、相場より高額な料金で依頼した方がいい場合もあることを覚えておいてください。

「何を目指すボタンか」で料金が決まる

ボタンによるクリック率やコンバージョン率が生命線となる「ECサイト」「サービスサイト」の中でも特に重要なのは、「購入」「資料請求」「イベント予約」「応募」など、ユーザーのアクションを促すボタンです。このような企業の収益に直結するボタンは、デザインに力を入れるべきでしょう。

このようなボタンのデザイン料は、単に次のページに移動するボタンよりも高く設定するのが相場として一般的です。ユーザビリティの観点からも、「収益に直結する(ユーザー視点では「決断する」)ボタン」は、他のボタンと差別化したデザインにすることがポイントと言えるでしょう。

妥協をせずに「ボタン」を作る際の料金設定

ボタンの効果はアクセス解析をすることで「クリック率」「コンバージョン率」という具体的な成果が明確に現れます。しかしボタンの効果というものは、デザインだけでなく設置する場所などにも影響されることから、デザインが納品された時点ではどれくらい効果があるかわかりません。そのため、デザインを発注する際の料金設定がしにくく、相場が想定しにくいのが難点です。

制作会社やボタンのデザイン、数、大きさなどによって異なりますが、2,000~3,000円から請け負ってくれる会社もあるようです。また、ボタンの発注前に自社内でA/Bテストをしておくことをオススメします。色や文字の入れ方が異なる2つのパターンのボタンで、実際に効果を検証します。何度か検証をくり返し、より効果の出やすいボタンの傾向を掴んでからデザイナーに発注すれば、時間やコストのロスが少なくなるかもしれません。

もし自社でA/Bテストをするのが難しいなら、これをセットでデザイナーの方に発注することもできます。費用はデザイナーの方との交渉次第で、基本のデザイン料と成果報酬の併用なども可能になるかもしれません。

ボタンの料金設定

いかがでしたか?ボタンのデザインは企業の収益や集客効果に直結するため、よりクオリティの高いボタンを制作してもらうにも、デザイナーの方に自社製品やサービスを知ってもらうこと、目指すポイントを共有することが大切です。ビジュアルセンスやデザインクオリティだけでなく、結果を図るためのマーケティング要素も加味して発注金額をシミュレーションしてみてください。

関連記事

クリック率をアップさせるオシャレなボタンデザインとは

クリック率をアップさせるオシャレなボタンデザインとは

クリック率やコンバージョン率が重要なサイトのボタンは、「購入する」「資料請求」「参加する」など、企業の収益や集客に直結することから、つい目立たせたくなってしまうかもしれません。しかし、いかにも「押してください」とアピールされたボタンデザインでは、逆にユーザーは引いてしまう傾向があります。ここでは、オシャレでかっこいい上にユーザーのアクションを促せるボタンのデザイン例を紹介します。 見慣れた記号で生み出すオシャレなボタン デザイン by JohanP インターネットが普及して年月が経った今では、ネットショッピングや情報収集をする際に、ボタンを瞬時に見つけたり、どう操作すればどうなるかすぐに理解できたりというような、「条件反射」でアクションをするようになってきました。 そのため、ユーザーが一目見て「このボタンを押せばこうなる」と理解できるようなボタンデザインである方が、ストレスなく利用できるでしょう。ボタンデザインの中でも、見慣れた記号やモチーフをベースにデザインされたボタンは、アレンジしても「このボタンを押せばこうなる」と伝わりやすくなります。 例えば、カートのマークをクリックすれば「購入する・カートに入れる」、三角を丸で囲んだマークは「動画が再生される」などが挙げられます。こうした一般的に使われている記号をオシャレにデザインすることで、ユーザーのアクション促進とビジュアルの良さを両立させたボタンになります。 デザイン by Secret99 次アクションが一目でわかるデザインを デザイン by DiegoIsCo ボタンであることがわかりやすい立体的なデザインは、高齢者に向けたサイトや親しみやすさを狙ったサイトには合っても、オシャレでクールな雰囲気のサイトにはあまり馴染まないかもしれません。 そんなときは、別の方法で「ボタンであること」がわかるようなデザインにするのがオススメです。代表的なデザインとして挙げられるのは、カーソルを乗せると色が反転するデザインや、ボタン内の写真が変化するロールオーバーです。 また、ユーザーがボタンを押した次のアクションを予測できるようなデザインにすることも大切です。ボタンをクリックしたら申込みフォームになるのか、購入画面になるのか、別のサイトへリンクしているのかなど、わかりやすいデザインにしましょう。 次の予測ができないサイトはユーザーにストレスを与えやすく離脱されやすいので、ボタンだけである程度次ページが予測できるナビゲーションにしたいものです。世界中で共通して広く使われているマークを利用する他、文字で表現する方法などもあります。その場合は、日本語よりも簡単な英語でのデザインの方が見やすいため、よく使われる傾向があります。 デザイン by thydesigns デザイン by TJCD フラットなデザインの中にでも映えるボタンのデザイン デザイン by IuliaG オシャレでかっこいいサイトで比較的使われているのがフラットなデザインのボタンです。フラットなボタンはシンプルなデザインのものが多く、ボタンとして目立たせるには難易度が高いかもしれませんが、そんなときには同系色を活用するテクニックがオススメです。 例えば、サイトのイメージカラーと同じフラットな単色ボタンを、ロールオーバーで彩度を変えた同系色に変化させることで、クールな印象をキープしながらも、ボタンとして認識させることが可能です。アイキャッチとなる写真をボタンとして使い、マウスポインタを乗せるとモノクロや反転になるデザインもオススメです。 デザイン by schabo ユーザーの目を奪うオシャレなボタン作りを デザイン by JhEign つい好奇心が湧いて押してしまうような、閲覧する人々の目を奪うオシャレなボタンを作るためには、オリジナリティのあるユニークなモチーフの追求と日々のデザイントレーニングが必要です。 イラストに自信があるなら、ボタンに使うモチーフを自分流のタッチで描くのもオススメですし、手軽にかっこいいボタンを作るなら、布や紙、マテリアルのテクスチャーを活用するのも良いでしょう。例えばジーンズショップのサイトなら、デニムのテクスチャーにステッチを施すだけでもオシャレなボタンになります。 このように、サイトが紹介しているものがイメージできるようなモチーフの研究は、ユーザーの購買意欲を刺激しやすく、本来の目的である「コンバージョン率」のアップにもつながるかもしれません。 デザイン by Grace Coote   デザイン by harsh.spy4 オシャレでかっこいいデザインは「引き算」が鉄則ですが、そこに「ボタン」とわかってもらうための工夫も取り入れる必要があるため、難易度が高いと感じるかもしれません。しかし、「サイトの商品やサービスに興味を持っているユーザーのアクションを促す」という目的を常に意識していれば、アイデアが浮かびやすくなります。ぜひかっこいいサイトの中でキラリと光るボタン作りを研究してみてください。

最新のデザインコンペ

デザイナーとしてステップアップできるお仕事をご用意しています。
0%