
企業プロモーションにおけるステッカーは、①手に入れた人が貼りたくなる、②それを見た人の印象に残るという2つのステップかクリアできて成功と言えるでしょう。思わず二度見してしまうようなインパクトのあるステッカーデザインは少し難しく感じる方もいるかもしれません。今回はオシャレでかっこいいステッカーのデザイン例を紹介するので、ぜひアイデアソースとしてぜひご活用ください。
奇抜で印象に残るステッカーのデザイン

「印象に残る」ステッカーにするなら、まず考えたいのは単純にインパクトの強い奇抜なデザインです。道ですれ違う人が「ねえ、今の見た?」と思わず話題にしてしまうようなデザインが理想的でしょう。こういったデザインは、まさにアイデア勝負と言えるかもしれません。
ホラーテイストやお笑い路線、意図的に昭和レトロなデザインにするのも1つの手法。アメリカンコミックのような躍動感あふれる文字や、キャラクターの表情を強烈にしてみるなど、いろいろなバリエーションに挑戦してみましょう。
駄洒落調の韻を踏んだステッカーデザイン
「話題になる」という側面にフィーチャーするなら、韻を踏んだ駄洒落をステッカーで表現するのもオススメです。このようなステッカーをデザインする際は、駄洒落となるコピーとキャラクターデザインのバランスをうまくとることがポイントです。
例えば、「捨てッカー」というステッカーなら、ゴミ箱のイラストを添えて汚れたイメージの文字デザインをレイアウトすれば、その統一感が面白さを引き立てます。よく知られている企業名やブランド名をステッカーにするなら、そのネーミングを駄洒落にしても良いかもしれませんが、まだブランディングができていない場合は駄洒落が通じにくいので、この案は避けた方が賢明でしょう。
ステッカーチューンを考えたオシャレなデザイン

今、車やバイク、スノーボード、パソコン、カメラ、スーツケースなど、手持ちのアイテムにステッカーをコラージュしてカスタマイズする「ステッカーチューン」が一部の男性の間で人気です。どんなステッカーを集めてどう貼るかによって、まったく違った表情を見せられます。このようなステッカーチューンの愛好家に使用されれば、露出機会が増え、プロモーションとしても効果が期待できるかもしれません。
ステッカーチューンには「オリジナルデザインを活かしてきれいに貼る」パターンと、「あくまで素材として重ね貼りする」パターンがあります。プロモーションを目的とするならば、前者として活用してもらう方が望ましいでしょう。
ステッカーチューン愛好家をターゲットとして意識する場合は、車やカメラといったハードなアイテムに似合うロゴや、男性が好みそうなかっこいいステッカーデザインが適しています。また愛好家の方は、貼る時に色のバランスを見てステッカーをチョイスする傾向があるため、ステッカーデザインの際に他社のステッカーであまり使われていない色をセレクトするのもオススメです。
グラフィティ・タギングから学ぶステッカーデザイン

ニューヨークのブロンクスで発祥したヒップホップカルチャーの中でダンスや音楽と並ぶ「グラフィティ・タギング」というものがありますが、これはスプレー缶やペイントで壁に絵やロゴなどを描いていくアートの1つです。
タギングで描かれた個性的な文字は、ファッションブランドのロゴのモチーフになっていることも多く、「オシャレでかっこいい図案」として一部の層から根強い人気があります。Tシャツやキャップのワンポイントとしても愛されているタギング風のロゴステッカーは、タギングが好きな人に使ってもらえる可能性が高いので、企業やブランド名をタギング風にレタリングしたデザインにしてもいいでしょう。

いくつかステッカーデザイン例を紹介しましたが、「思わず二度見するステッカー」のアイデアソースにしていただけたでしょうか?ステッカーをプロモーションのツールとする際は、ユーザーに「かっこいいと感じてもらい、貼ってもらう」ことが肝心なので、身近にある人気モチーフを参考にしたデザインがオススメです。自分も身につけたくなるような、オシャレなステッカーを生み出してみてください。