授業へようこそ!
グラフィックデザインは新時代を迎えています。今日、テクノロジーと常に密接に関わり、共に発展する分野において、コンピュータはメディアに大きな影響力を持っています。今はコンピュータがあればどこにいても自分で学べますし、自営の仕事もできます。しかも無料で。インターネットのおかげです!
このページでは、あなたのために学習コースを組み立てました。このコースは、あなたが今よりも素晴らしいデザイナーになるためのステップを網羅しています。
ステップは次のように進みます。
- デザインの原則を知る
- 体験型チュートリアルでスキルを身に付ける
- クライアントの立場で考える
- フリーランスとしてビジネスを発展させる
これらのステップのうち学位が授与されるものはほとんどありませんが、いくつかのコースでは修了証明書を取得することもできます。 それに、サイトの記事を読んだりチュートリアルや講義を視聴したりといったことは、忙しいスケジュールの合間に自分のペースで自由に行えます。
さあ、それでは始めましょう!
1.デザインの原則を知る
Duke Graphic Design Principles Index

まずはデザインの原則からスタートです。ノースカロライナのアイビーリーグ校であるデューク大学が素晴らしい情報を提供しています。各章がスライド形式の短い講義になっています。
すべてを順序どおりに読み進めていってもいいですし、例えば色使いで印象的な雰囲気を作るといった、特に興味を持っている領域を真っ先に読むこともできます。
About Design Principles

形式ばったものではありませんが、About.comはデザインの原則というとても良い記事を連載しています。
グラフィックデザインの基本についても大量の記事が載っており、役に立つものも多くあります。そこからグラフィックデザインの原則やその例を特集した記事にクリックで移動することもできます。
AIGA: Graphic Design Theory

AIGAにも素晴らしい記事がアップされており、デザインの原則に関する実用的な知識を強力にバックアップしてくれます。私たちが生きる現代社会においてコミュニケーションの方法がどのように変わってきたのか知ることができます。
GraphicDesignHistory.org

ご自身の職業がどのように成り立ってきたか知りたい場合には、デザインの歴史を勉強するといいでしょう。やる気にもつながりますし、グラフィックデザインの将来についてヒントを得ることができます。Graphic Design Historyが役に立ちます。
2.体験型チュートリアルでスキルを身に付ける
これから紹介するチュートリアルサイトでは、Adobe製品の使い方や、一般的なロゴデザインについて学べます。ウェブサイトのコーディングの入門講座まで用意されています。
どんなグラフィックデザイナーでも、最初に受けるべきチュートリアルはデッサンやスケッチです。ご紹介する基礎的なコースはアートの世界への入門となるものですが、頭の中のアイデアを紙の上やコンピュータの画面上へ移すのに大変役立ちます。
Coursera

こちらはCourseraのアート入門のコースですが、コース修了時に成績証明書が授与されます。履修期間は7週間で履修の時間数は週に5~7時間、2013年の5月27日に開講します。他にも、サイトでは常に新しいコースがアップされています。ぜひあれこれクリックしてみてください。
Academic Earth

グラフィックデザイナーとしては、スケッチの重要性を見過ごすわけにはいきません。このサイトでは、イギリス訛りのビデオレッスンを楽しむことができます。Academic Earthのレッスンは短くて核心をついたものなので、自分で練習する時間をたっぷり取ることができます。
Veerle’s Blog

Veerle’s Blogはデザインのあらゆる分野で経験を積んでいるベルギーのグラフィックデザイナーのブログで、スケッチやイラストレーションからウェブデザインまで幅広く取り扱っています。
“Getting Started In Illustrator”ではAdobe社のIllustratorの概要が大変分かりやすく説明されています。ここで学べるペンツールのチュートリアルには、練習問題やビデオ形式のお手本もそろっています。
同ブログには、他のカテゴリについても、以下のようなチュートリアルがあります。
- Isolate Blending Feature with fun blending facts
- Illustrator’s Knockout Group Feature
じっくり読むべきブログであるのは間違いありません。
Skillshare

Skillshareは私たちが大好きなサイトです! 個人が自分の持つスキルセットを教える授業をオンラインで提供しているフォーラムです。下記は現在提供されている講義です。
- Let the Type Do the Talking:ロゴデザインにタイポグラフィを使うためのコース
- The Total Package:パッケージデザイン
- Hey, Cool Shirt:
新しい授業が常時投稿されています。お見逃しなく!
Vector Diary: Illustrator Training Course

Vector Diaryのカリキュラムはスケジュール帳そのものです。このIllustratorのチュートリアルは履修期間が30日ですが、Illustratorとは何か、という最も基本的な項目からスタートし、30日目には最終課題-ロゴの作成に取り組みます。週末は休みと設定されているので、実際にこのブログのスケジュール通りに学習を進めることができます。
Layers Magazine

Layers MagazineはAdobe社が提供しているサイトで、チュートリアルが多数掲載されています。下記に例を挙げます。
すべてAdobe製品のチュートリアルです。
このサイトでは、トップに並んだおなじみのアイコンのおかげで、簡単に目当てのページにたどり着くことができます。使用上のヒントが載った無料のメールを定期購読することもできます。
Learnable

Learnableには、以下の項目別に多くの情報が載っています。
・Great tutorials
・Webcasts
・E-books
- Great tutorials (web designセクションをチェックしてみてください))
- Webcasts
- E-books
意欲があるならウェブコーディングの世界に飛び込むのもいいでしょう。グラフィックデザインには(あるいは99designsでは)ウェブデザインは必須ではありません。しかし今日のデザインの世界では、ウェブデザインは最も単価が高く、儲かる分野のひとつです。
Codecademy

ウェブコーディングを始めるなら、ベストな選択肢の1つとしてCodecademyを挙げます。
内容はシンプルで、基礎の基礎から学べますし、コーディングが楽しいゲームに感じられる(以前はそれほど楽しくもなかったものでも楽しめる)程、ウェブ言語に親しむことができます。
25 tutorials to build up your design skills (99designs)

99designsが誇る25 tutorialsも忘れないでください。人の手で集めた25のサイトはまさにあなた方、99デザイナーを対象としています。取得していただきたいスキルセットとゴールを念頭に置いて、あなたに知識と愛を届けるために、私たちはこの25のサイトを集めました。
3.クライアントの立場で考える
企業の依頼で何かをデザインする時に重要なのは、クライアントが何を考えているのか理解することです。 企業のロゴデザインを作成することは、その企業が製品やブランドのマーケティングを行う長いプロセスのうちの1つのステップとなります。
クライアントが定めているルールや職場の情報などを把握すれば、あなたは抜きん出た存在となり、完璧なデザインを作り出すための後押しを得ることができます。
Study.com

Study.comはビデオ講義やリーディングを提供するウェブサイトです。コースの最後にはテストもあり、約3000もの大学で認定される正式な大学の単位を取ることができます!このコースではマーケティングや製造など、クライアントが日々考えているあらゆる分野の基本が学べます。
The New Rules of Branding Your Business Online (Inc.)

Inc.comのこの記事はインターネットにおけるブランディングのルールを書いていますが、この類の記事こそまさしく、クライアントがあなたと働く前に読んでいるものです。クライアントが何を求めているか(言い換えると、クライアントの揺るぎない強み)を既に知っているなら、あなたは相手より一歩先んじていることになります。
4.フリーランスとしてビジネスを発展させる
最後に、フリーランスのビジネスについて考えましょう! グラフィックデザインにはもはや、良いデザインとは何かをただ理解しているというだけではなく、ポートフォリオを使って自分をブランディングする方法や、クライアントから有益なフィードバックを得る方法についても知っている必要があるのです。これからご紹介する記事は、競争の激しいグラフィックデザインの世界にあなたがいつでも飛び込める状態になった時、特別な一歩を踏み出すのに役立ちます。
最初に必要なのはポートフォリオを作成することです。99designsのデザイナーページ上でも、個人のウェブサイトでも、あるいはこれまでの仕事の物理的なポートフォリオでもかまいません。
12 Steps to a Super Graphic Design Portfolio (UCreative)

YouTheDesignerでは、次回の面接でクライアントに提示するポートフォリオを、賞賛に値するものに仕上げるためのさまざまな方法について説明しています。ポートフォリオケースの正しい選び方から、作品のラベリングや配置にいたるまで、この記事はあなたのデジタルな作品をオフラインにする作業を助けます。
Creating A Successful Online Portfolio (Smashing Magazine)

Smashing Magazineはグラフィックデザイナーやウェブデザイナー向けに特化したサイトで、情報やアイデアが豊富です。この記事はデザイナーのポートフォリオ作成についてのものですが、他にも役に立つチュートリアルが多数あります。
50 Beautiful and Creative Portfolio Designs (Smashing Magazine)

Smashing Magazineからもう1つ、50の素晴らしいポートフォリオの例が掲載されている珠玉の記事を紹介しましょう。自分のデザインスキルを宣伝する一番良い方法は、一番のクライアントであるあなた自身のために、どれほど素晴らしいデザインができるかを見せることです。
3 Simple Questions to Manage Client Expectations

HOW Designの記事では、クライアントへの対応の仕方がわかりやすく記されています。
What Is Branding? Defining Logo, Brand Identity and Branding (Visible Logic)

本当のブランディングを根本から理解し、あなたのロゴをクライアントの意向に沿ったものにするために、Visible Logicの助けを借りましょう。
まとめ
この新しい時代では、知識の習得に終わりが来ることはありえません。紹介したサイトの他にも、ここで触れてもいないサイトが無数にあります。この記事のサイトからどんどん足を伸ばしていってください。得るべき知識が山ほどあります。あなたに必要なのは、知識をつかみ取って自分のものにすることです!
デザインを独学で学べる、お薦めのサイトがあれば教えてください。
Header photo: bjornmeansbear (via flickr)