グラフィックデザイナーにとって、3DCGソフトを使ってデザインを作成できることは大きなアドバンテージになります。写真のようにリアルなイラストや、クライアントを惹きつけるモックアップの作成が可能になると同時に、あなたのスキルはプロダクトや環境デザインの設計にまで通用するようになります。

様々なタイプの3DCGソフトが出ていますが、今回は、最も人気のあるものをリストにしてご紹介します。

1.SketchUp

sketchUp

Sketchup mockup: dot extension

Sketchupはフリーでダウンロードでき、3D制作の初心者にピッタリの使い勝手の良いソフトウェアです。すべての機能を利用するにはお金がかかりますが、無料バージョンでも、立派なレンダリングとアニメーションの作成が可能です。

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Screenshot: Creating a realistic head in Blender (via Blender Cookie)

Blenderもフリーの3DCGソフトで、スカルプトやアニメーション、また写真のようにリアルなレンダリングや動画編集も可能です。一段上にレベルアップしたい人には、さらに3Dゲームの作成、動画編集、そして(液体や煙、髪の毛といった)リアルなシミュレーションも可能です。

3.AutoCAD

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Screenshot: AutoCAD 2014 Tour: Overview of the User Interface

AutodeskのAutoCADは、現在3DCGソフトの中で最も多機能で広く使用されているものの一つです。エンジニアだけでなく、環境、産業、グラフィックといった様々な分野のデザイナーにも使用されています。さらに嬉しいことに、サイトにはオンラインビデオが用意されており、これを観ればソフトの使用に際して必要な基本を一通り学ぶことができます。

4.Rhino

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Screenshot: Training car design with Rhino (via icreatia)

Rhinoは曲線をベースとした3DCGソフトで、極めて精密なサーフェスのモデリングが可能です。建築や産業、プロダクト、マルチメディアやグラフィックのデザインに使用されています。Rhinoのサイトには、スタートに役立つチュートリアルライブクラストレーニングガイドなどが用意されています。

5.Revit

Revit

Revit: Design visualization

AutodeskのRevitは、ビルディングインフォメーションモデリング(BIM)専用に開発されており、建設デザインや構造エンジニアリングに特化しています。概念的なスケッチから持続可能エネルギーの解析まで多くの機能を備えており、さらに共同作業やワークシェアリングを可能にする様々な工夫もされています。

6.3Ds MAX

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3DS Max: Mesh and surface modeling

Autodeskの3ds Max®は、3Dモデリング、アニメーション、シミュレーション、レンダリングが可能なソフトウェアで、プロダクトや映画、ゲームやモーショングラフィックのデザインに使われています。デザイナーは、より本物に近い質感や人間のような動き、流れるような髪や動物の毛、粒子シミュレーションなどによって、自分の作品に命を吹き込むことができます。

7.Maya

Maya

Autodesk Maya: Navigating the Maya Interface and Workspace

Maya 3DもまたAutodeskのソフトウェアで、3Dモデリング、アニメーション、レンダリング、シミュレーションができます。3ds Maxと非常に似ていますが、初心者には少し扱いが難しいでしょう。テレビゲームの開発や、アニメーション映画、ビジュアルエフェクトなどに使用され、キャラクターやエフェクトの制作においてハイエンドなソフトウェアとして知られています。まずはここからソフトの基本を学びましょう。

8.Cinema 4D

Cinema4d

MAXON: Cinema 4D Studio

MAXONが開発したCINEMA 4Dは、3Dモデリング、アニメーション、そしてレンダリングができるハイエンドモデルで、“4Dのような”3D制作が可能です。モーショングラフィックアーティストや建築家、デザイナー、3Dアニメーターに使用されています。

映画業界で広く使われているソフトで、『アイアンマン』や『くもりときどきミートボール』などの映画の中で使われたアニメーションの制作にも使用されています。その他、MAXONのソフトCinema 4Dで制作された作品の数々をこちらからチェックすることができます。

まとめ

ご紹介した多くの3DCGソフトは、機能面において重複する場合も多く、グラフィックや環境、プロダクトデザインなどすべての分野で使用することが可能です。3DCGソフトで作られたデザインには多くの活用方法が考えられるため、最終的にどのような目的で使われるのか、事前にクライアントに確認しておくことが重要です。

プレゼンテーションやデザイン分析の目的で使用するものかもしれませんし、製品の製造準備に使用する書類に必要なのかもしれません。デザイン譲渡の際には、高解像度のPNGまたはJPGファイルをアップロードするようにし、3Dのソースファイルや、その他PSDなど他の形式のファイルも必要かどうかもクライアントに確認しましょう。

3DCGソフトで曲線の描き方を学ぶことは、ちょっとハードルが高いと感じるかもしれませんが、プロのグラフィックデザイナーにとって、将来的な利点は計り知れません。Adobe Creative Suiteを習得することと同じで、3Dの基本を学ぶことは大いに役立ちます。多くのフリーソフトが出ていますので、まずはそれを利用してスタートし、徐々にアドバンス版にレベルアップさせていきましょう。

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Featured image: 3D renderings created with 3Ds Max. From left: Concept Car by Jomar Machado; Female Anatomy by Sal; The White Shake House by Glorybound (via area.autodesk.com)