カスタムパワーポイントテンプレートの作成

shunichi shiga

カスタムパワーポイントテンプレートデザインは最近人気のアイテムで、当ウェブサイト99 designsでも急速に伸びているデザインカテゴリです。クライアントは会社のブランディングを踏まえた上で、プロフェッショナルでクリエイティブなアイデアを提案してくれるユニークなプレゼンテーションを、求めています。そこで、あなたのような才能あるデザイナーのプレゼンテーションが必要なのです。
パワーポイントはグラフィック編集機能を備えています。しかし、デザイナーによってはまず始めに、Adobe IllustratorまたはPhotoshopで主なグラフィック要素を作成し、パワーポイントのテンプレートにデータをエクスポートし、編集可能な要素を統合させる方がより簡単で早いという人もいます。
このチュートリアルでは、Adobe Illustratorを使ってデザインを作成します。その後、パワーポイントにデータをエクスポートし、編集します。

1. ベーシックテンプレートを作成する

"PowerPoint tutorial: create a custom template" by Becca Creger for The Creative Edge

Illustratorを開いて新しいドキュメントを作成します。ファイル > 新規を選択してください。まず、寸法をパワーポイントの初期サイズ、10 x 7.5インチまたは720 x 540px、4:3の比率に設定することをお勧めします。さらに、クライアントがパワーポイントのもうひとつの標準比率である16:9のテンプレートが必要かどうか確認した方がよいでしょう。私のパワーポイントのテンプレートには4つのスライドがあり、このチュートリアルでは、アートボードの数字を4つに設定しています。ここではタイトルスライド1つ、コンテントスライド2つ、そしてエンドスライド1つを作っています。この数字は単なるサンプルとして設定していますのでご注意ください。デザインブリーフの要件によっては、さらに多くのスライドタイプが必要かもしれません。

そして、ドキュメントのカラーモードを必ずRGBに設定してください。ファイル > ドキュメントのカラーモード > RGBカラーで選択できます。RGBを選択する理由は、RGBが画面上で見る色だからです。そして、クライアントのブランドに合うテーマカラーを選んでください。例えば、私が選んだ下記5色のほとんどは、自分のロゴにマッチする色となっています。

"PowerPoint tutorial: create a custom template" by Becca Creger for The Creative Edge
  • IllustratorやPhotoshopで作成したデザインはパワーポイントでは編集できないことを覚えておいてください。テンプレートのグラフィック部分に作成されたものは、使用するすべてのスライドも同じものとなります。次に、パワーポイントで使用したデザインを最適化する3つのヒントをご紹介します。
  • パワーポイントスライドのコンテンツのフォントは、クライアントがすでに持っている可能性のあるフォントを必ず選択してください。例えば、Microsoft OfficeやAdobe Font Folioにあるフォントなどです。私はHelveticaを選択しました。もしあまり一般的でないフォントを使用する場合、必ずクライアントにライセンス情報を送付するようにしてください。それにより、クライアントはそのフォントを合法的に入手することができます。なぜなら、そのフォントで表示されたコンテンツを編集するためには必要となるからです。
  • パワーポイントのテンプレートグラフィックをIllustratorやPhotoshopで作成する際は、プレースホルダとしてテキストを含むだけにしてください。エクスポートする際に、デザインにテキストを含まないでください。クライアントは、テキストのラスターイメージの必要性がありません。必要なのは、クライアントがそのテキストボックス自体を編集できることです。あなたは後でパワーポイントで編集可能なテキストボックスを付け加えることができます。
  • クライアントがIllustratorやPhotoshopでカスタマイズしなければならないグラフやテーブル、複雑なデータをビジュアル化しないでください。パワーポイントにはこのような機能が別にあるので、そこでグラフなどを作成してください。

2. デザインをPNGファイルでエクスポートする

"PowerPoint tutorial: create a custom template" by Becca Creger for The Creative Edge

各アートボードをPNGファイルでエクスポートします。ファイル > 書き出し > PNG > 書き出し > OKを選択します。もしIllustratorで複数のアートボードを使用している場合、 “アートボードごとに作成”にチェックを入れ、どのアートボードがどのPNGファイルにエクスポートするか特定してください。各PNGを300PPIの解像度に設定し、背景色を透明に選択してください。

3. パワーポイントで新しいプレゼンテーションを作成する

"PowerPoint tutorial: create a custom template" by Becca Creger for The Creative Edge

パワーポイントを開き、ファイル > 新しいプレゼンテーションをクリックします。そして、表示 > マスター表示 > スライドマスターを選択します。そうすると、表示モードになり、編集やスライドマスターを作成することができます。スライドマスターはプレゼンテーションのテーマについての情報を保存するスライドの階層です。

画面左側にあるマスタースライドのメニューにいくつものテンプレートが表示され、その中から選択することができます。次にタイトルスライドを作成するため、左側のメニューにあるタイトルスライドレイアウトをクリックします。

4. タイトルスライドマスターを作成する

"PowerPoint tutorial: create a custom template" by Becca Creger for The Creative Edge

次にIllustratorで作成したアートワークをタイトルスライドマスターにインポートします。挿入 > 画像 > ファイルから > 該当するPNGファイルを選択します。PNGファイルがタイトルスライドマスターに表示されます。次に、 配置 > 背面へ移動をクリックします。アートワークが背面のレイヤーに移動され、テキストボックスが前面へ移動します。
テキストボックスを希望の位置に配置し、編集します。次に、マスター表示を閉じるをクリックして、標準の表示モードに戻ります。あなたがカスタムしたタイトルマスタースライドがパワーポイントのマスタースライドのコレクションに追加されます。

5. コンテンツスライドマスターを作成する

"PowerPoint tutorial: create a custom template" by Becca Creger for The Creative Edge

スライドマスターを再び開きます。スライドマスターメニューの中からタイトルとコンテンツレイアウトのテンプレートを選択します。PNGファイルを挿入し、背面へ移動します。そして上部にあるツールバーのテキスト編集のオプションを使って、PNGデザインを背景に、テキストボックスの配置やスタイルを変更することができます。

テキストやグラフィックスにカスタムした色を適用するには、塗りつぶしを選択し、ドロップダウンメニューから“その他の色・・・”をクリックしてください。RGBスライダーボタンをクリックし、特定のRGBカラーナンバーを入力し、希望するカスタムカラーパレットを適用してください。コンテンツのスタイルの編集を終えたら、マスター表示を閉じるをクリックし、標準の表示モードに戻ります。

この時点で編集可能なグラフや表を付け加えたい場合、上部にあるのタブにあるオプションから選択してください。あなたもクライアントも図や表のデータを編集するのにMicrosoft excelが必要となります。

6. 最後のスライドを作成する

"PowerPoint tutorial: create a custom template" by Becca Creger for The Creative Edge

スライドマスターの表示に戻ります。レイアウトの挿入をクリックします。タイトルテキストボックス1つといくつかのフッターテキストボックスに分かれたシンプルな初期マスタースライドが挿入されます。そして、フッターのテキストボックスを削除します。

このスライドの名前の変更をします。名前の変更をクリックして、レイアウト名のテキストボックスに “スライドマスターレイアウト最終項” と入力し、名前の変更をクリックします。こうすることで、クライアントはこのスライドがプレゼンテーションの最後のスライドだと認識できます。
次に、PNGファイルを挿入し、背面へ移動させます。最後のスライドテキストを希望のスタイルに変更します。マスター表示を閉じるをクリックし、この最後のスライドがあなたのマスタースライドコレクションに追加されます。

7. マスタースライドをミックスしてマッチさせる

"PowerPoint tutorial: create a custom template" by Becca Creger for The Creative Edge

新しいスライドをクリックすると、あなたが作成したマスタースライドを含んだドロップダウンメニューが表示されます。そして、どのマスタースライドをプレゼンテーションのどこに使うか選択します。

8. テンプレートとして保存する

"PowerPoint tutorial: create a custom template" by Becca Creger for The Creative Edge

テンプレートとして保存するには、ファイル > 名前を付けて保存 > PowerPointテンプレート(.potx) をクリックします。これで、パワーポイントテンプレートをクライアントに送付できるようになります。クライアントがこのテンプレートをダブルクリックするたびに、全く新しい文書、―あなたがたった今作成したプレゼンテーションとそのマスタースライドを含む文書、が作成されます。

"PowerPoint tutorial: create a custom template" by Becca Creger for The Creative Edge

クライアントは新しいスライドをクリックして、ドロップダウンメニューから選択したいマスタースライドを選ぶだけでいいのです。クライアントはパワーポイントテンプレートを好きなようにミックスして、マッチして、編集することができます。

カスタムパワーポイントテンプレートの作成について、コメント欄にアドバイスをお寄せください。

最新のデザインコンペ

デザイナーとしてステップアップできるお仕事をご用意しています。
0%