デザインプレゼンテーションに備える5つのヒント

shunichi shiga

あなたは落選でした。

指示書に従い時間をかけてデザインした作品を、クライアントも気に入ってくれていたようだったのに。一体、何が問題だったのでしょうか。

もし審査が公平に進められたのだとすれば、誰かがあなたよりも良いプレゼンテーションをしたのでしょう。あなたの場合は、作品は良くても売り込み方が良くなかったのです。単純にクライアントは、より説得力がある、具体的で現実みにあふれた作品を好みます。それでは、どうすれば効果的なデザインプレゼンテーションができるのでしょうか。

1. 自問しながらデザインする

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この線はなぜ黄色なのか。このフォントを使ったのには理由があるのか。どうして四角ではなく三角なのか。

そんな質問をされ、クライアントの前で困った顔をしてしまった経験があるなら、それは制作の過程で小さな間違いを1つおかしたためです。あなたのプロジェクトには、クライアントが関わっていることを忘れていたのではないでしょうか。

デザインについてのすべての決断は論理的根拠によってなされ、またそれを説明できる理由が伴っていなければなりません。あなたが黄色を使ったのは、重要なメッセージを強調するためでしょうか、それとも何となくそうしたのでしょうか。あの手書きの書体を選んだのは、カッコいいと思ったからでしょうか、あるいはクライアントの商品が持つ手作りの品質を引き立たせるためでしょうか。

理由を明確にしながらデザインプロジェクトに取り組むことには、2つの利点があります。1つ目は、あなたのデザインが見て楽しいだけではなく、実用性を備えたものになること。2つ目は、クライアントが突然質問をしてきても答える準備ができるということです。

デザインをしている時は、気を抜いてはいけません。自問自答を続け、自分の行ったことすべてに対して理由づけをするのです。そうすれば、あなたの作品とプレゼンテーションの質は格段に向上することでしょう。

2.デザインのストーリーを見せる

家を建てるのは、決して簡単な仕事ではありません。基礎を築き、レンガを積み、配管し、さらに屋根をふいていく。家の建築が大仕事だということは、誰もが知っています。

ところが残念なことに、良いデザイン案にたどり着くのは大した仕事ではないと思っている人がいます。独りでこもって何日も作業をしても、家や車を作るのとは違い、あなたの作品は1枚の紙の上に収まってしまうことがほとんどです。デザインプロセスを知らない人は、それが5分で適当に描かれたものだと思うかもしれません。

Video: The New York Public Library (via Youtube)

だからこそ、最終のデザイン案より先に、制作過程の作品をクライアントに見せることが重要になります。最初のスケッチから最終案に至るまでの過程を示し、自分がどう仕事をしたのかを分かってもらうのです。その結果、クライアントはあなたがどれほど多くの時間をつぎ込み、どれだけ懸命に働いたかを理解してくれるでしょう。何もしない場合に比べて、あなたのデザインをより有り難く思うはずです。

ヒント:99designsで提案するデザインを準備する際は、作品の上か下の部分に制作過程の画像をコラージュしたものを載せ、最終案に至るまでの過程を見せましょう。

3.リアルな3Dモックアップを作る

3Dには大きな力があります。ハリウッドは3D映画に何百万ドルも費やし、人々は3Dアイコンに夢中になり、そして、デザインの3Dモックアップを見せられたクライアントは大喜びします。

3次元のグラフィックがあると、たとえそれがスクリーン上の画像に過ぎなくても、すでに実在しているものとしてイメージがしやすくなります。

03-realistic-mockups

Mockup templates: Pixeden, PlaceIt

あなたのデザインが現実の世界でどのように見えるかをよりリアルに示せば、仕事を獲得できる可能性が高まります。ロゴデザインなら、あらゆる物に印刷され、様々な使い方をされているイメージ画像を見せましょう。ウェブページのデザインであれば、コンピュータのモニタやスマートフォンで見せることです。その他、どのようなタイプのプロジェクトにも同じことが言えます。

さあ、これでモックアップを用意しない言い訳はできませんね。Photoshopと、画像にいくらか工夫を施すスキルさえあればいいのですから。Pixeden.comGraphicriver.netなどから、すぐに使えるテンプレートを安く購入し、プロフェッショナルなモックアップを数分で作ることもできます。

4.自分のデザインを説明する

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本来、作品に説明を添えるのは当たり前のことですが、実際は驚くほど多くのデザイナーが、一文の説明も添えずに作品を提出しています。

クライアントがデザインを気に入るかどうかは分かりませんが、彼らがデザイナーの思考プロセスや、作品がどのような理由に基づいて作られたかを聞きたがっていることは確かです(デザインの根拠について冒頭に書いてあったのを覚えていますか?)。

長く詳しい説明は必要ありません。最も重要なポイントをリストアップすればいいのです。

ここに、あるプロジェクトから1つ例を挙げます。


こんにちはPascal、ウェブサイトのデザインを添付します。以下、簡単な説明です。

  • 背景は暗く、中央部は白にしました。ユーザがサイトのコンテンツに注目しやすくするためです。
  • ホームページと下層ページのイメージは、貴社の業界にとってはややくだけた感じで、前例がないものです。しかし、貴社は新しい会社であり、他とは異なっていてしかるべきだと考えました。見出しともうまくマッチします。
  • Google Fontsを組み合わせ、サイト全体の見た目をエレガントにまとめました。もしこれらのフォントが気に入らなければ、他の選択肢を提示することも可能です。

簡潔にポイントだけを述べ、見て分かることは省きましょう。

5.注意深く話を聞く

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Print: Stefan Imbesi

プレゼンテーションは、自分のためにするものではありません。クライアントとプロジェクトのためにするものなのです。

クライアントの話に注意深く耳を傾け、すべての質問、コメント、懸念事項などに対応しましょう。もし同意できないことを言われたら、その理由を述べます。しかし、決して押しつけてはいけません。クライアントにとって、指摘を受け入れないデザイナーと仕事をすることほど最悪なことはないのですから。

また、話を聞くことは、作品の質を向上させることにもつながります。そうなれば、次のプレゼンテーションで勝利を収められるかもしれません。

なぜプレゼンテーションが大切なのか

プレゼンテーションをすることは、作品のストーリーを語ることです。クライアントを乗り気にさせる(あるいは死ぬほど退屈させる。どうか前者でありますように)チャンスでもあります。

ロゴのデザインに数時間を費やすなら、あと1時間だけかけて、クライアントに作品を印象づける質の高い3Dモックアップを作りましょう。また、ウェブサイトの提案に丸1日をかけるなら、さらに10分頑張って、最終案に至った理由の説明文を書きましょう。

デザイナーの中には、デザインのプロセスやアイデアをプレゼンテーションするビデオ映像を作る人もいます。そうすることが肝心だと知っているからです。次のプロジェクトでは、ぜひ適切なプレゼンテーションの準備に、いくらかの時間を投資してください。必ず、やっておいて良かったと思うはずです。

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文字デザインを良く見せるための10のヒント:カーニングを使いこなす

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タイポグラフィに関する5つの重要なルール

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グラフィックデザインにおける要素に“VIP”部門があるなら、タイポグラフィはその上位に入るでしょう。たとえロゴがすばらしいレイアウトを持っていても、文字要素が優れていなければ好意的なフィードバックは得られません。 タイポグラフィはデザインを作るものであると同時に、崩すものでもあります。これからご紹介する5つのルールを理解することが大切です。 1. レディング — レディングとは文字列の行送りのことで、一般的には各行のベースラインからベースラインまでを測ったものです。レディングは文字列の視認性に影響するため、パラグラフを設定する際に重要なものとなります。レディングがなければ、文字列は狭苦しい印象を与えるでしょう。もしレディングが多すぎても、その空きすぎたスペースにより、文字列はまとまりのないものになってしまいます。 ご使用のプログラムによって、レディングの変更方法は異なります。大まかな方法は、フォントの高さより2pt上回るレディングとすることです。例えば、10ptのフォントを使用しているなら、レディングは12ptとなります。これは使用しているフォントによって変わり、フォントが違えば必要な行間も違ってきます。 2. トラッキングとカーニング — トラッキングとカーニングは、両者とも文字間のスペースを調整するという点で似ています。では、その違いは何でしょう?トラッキングは文字のグループ間の調節、そしてカーニングは個々の文字間の調節です。プリントする段階で文字が互いにぶつかり合わないようにするには、トラッキングを調節しておくべきです。さらに、トラッキングは文字の読みやすさや密度を改善するのに役立ちます。 カーニングは、ヘッドラインやすべてが大文字の表記、またはロゴなどの視認性を全体的に向上するので、とても効果的です。とても役に立つものですが、あまり多用しすぎてもいけません。1つの単語であるはずの会社名を2つの単語に見えるようにはしないでください。 3. セリフ体とサンセリフ体 — セリフとは、文字や記号のストロークの端に付く飾りのことです。長文が使われる書籍や雑誌には、セリフ体が最適です。セリフ体はベースラインにうまく沿うので読者の目を次の言葉へと導く手助けになり、長時間読まれるものに適しています。 4. 書体の数 — 異なる書体を組み合わせることでレイアウトをダイナミックに見せることができますが、あまり多くの書体を使い過ぎると、読者の気が散ってしまいます。たくさんのフォントがあると、どのエレメントが重要なのか分かりにくくなります。 一般的なルールは、1つのプロジェクトには3種類以下のフォントを使用することです。例えば、2種類のフォントをヘッドラインと本文に使用します。そのフォントはそこから太字やイタリック体にしたり、小見出し用にサイズを変更したり、大文字にしたり、またはその他のデザインエレメントにしたりすることができます。 デザインドキュメントが長ければ、より多くのフォントを使用することができます。しかし、パンフレットや広告、またはその他の短いドキュメントの場合は、1~2種類のフォントの使用に留めておいた方が良いでしょう。 5. 本文の長さ — 新聞を見ると、記事がコラムに分けられていることに気付くかと思います。1行の文字数が短いと記事を分割でき、文章が読みやすくなります。人間の目は、行の文字数が多過ぎると必然的に疲れるものです。 正確な文字数を予測するのは難しいですが、一般的なルールは各行を50~60文字未満にすることです。これは標準的な数字ですので、デザインプロジェクトによって調節すると良いでしょう。 同様のルールがヘッドラインにも適用できます。ヘッドラインは一般的に50文字以下とされていますが、1行の文章を短くすることは有益です。例えば、“すぐに使える何百ものデザインのチャンス” という見出しについて作業している場合、それを細かく分けることで読みやすくできます。 読者が流れるように読み進めることができるように、文章を短くしてください。そしてしっかりとフォントサイズを調節すれば、行がうまくそろうでしょう。 ご紹介した5つのルールは大切ですが、タイポグラフィのルールは学ぶべきものが他にもたくさんあります。 フィーチャー画像:arnoKath [ 翻訳:shunichi shiga ]

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