シンプルな封筒デザイン

封筒には凝ったもの、派手なもの、シンプルなもの等、使用用途によって封筒のデザインは多種多様です。その中で今回注目したいのは「シンプルなデザインの封筒」です。シンプルであることは好みや目的にあまり左右されることがなく汎用的なデザインです。人を引き付ける際には無難なデザインであるので、目を惹くポイントなど、今回はシンプルなデザインの封筒を作るときに覚えておきたい点をまとめてみました。

ペルソナ作成で受け取り側を立体的に理解する

適切なペルソナ作成

封筒の受け取り側はどんな人物像であるのかを具体的に認識することがデザインを考える上で重要になります。方法の1つとして有効なのが「ペルソナ」を作成することです。ペルソナとはマーケティング手法で、リサーチデータを元に理想的な顧客像を、細かく設定し、あたかも存在する人物を仮で作り上げ、商品購買戦略などで大いに活用されます。設定される項目は、都内在住、30代前半、独身男性、週休2日、インドア派、好きな言葉、好きな洋服ブランド、車の有無、人生の目的、交際経験のあるなしなど、生活スタイル、思考傾向に至るまでイメージすることで受け取り側のイメージが固まっていきます。ペルソナの作成が成功していれば、判断基準を持つことができるので、デザイン、コンテンツの内容を受け取る側の視点を決定することができるようになります。

適切なペルソナ作成

デザイン by Ade G

適切なペルソナ作成

デザイン by CogitoDesigns

 

シンプルなデザインだからこそ大切な色選び

シンプルなデザイン

色にはそれぞれが持つ心理学に基づく意味があります。色にはセラピー効果があり、色によって人を楽しい気分にする、もしくは、不快な気分にさせることがあります。色それぞれが持っている性質や心理効果をシンプルなデザインに活かすことによってより人を惹きつける封筒にすることができます。企業のイメージカラーの封筒と、心理学に基づく色合いをデザインに取り入れ、そして前述で設定したペルソナに合わせて色を設定すると良いでしょう。相手に印象づけたいときには、言葉と色の組み合わせを整えることでより正確なイメージとして届けることができます。

シンプルなデザイン

デザイン by arabella june

シンプルなデザイン

デザイン by Digital Infusion

シンプルなデザイン

デザイン by Mistura

 

ワンポイントをさりげなく効果的に取り入れる

ワンポイントのデザイン

シンプルな中にも、緩急をつけるために、ワンポイントをさりげなく使用することで現力を上げることができます。ワンポイントである以上、主張の強い色や、デザイン自体が大きなものは避けましょう。ワンポイントを加える際には、星やハートなどの記号から、ペンや電話など様々なオブジェクトやイラストがありますので、イメージにあったものを選定し主旨から外れないデザインを心がけましょう。

ワンポイントのデザイン

デザイン by ananana14

ワンポイントのデザイン

デザイン by Owlhoot

ワンポイントのデザイン

デザイン by xnnx

 

送り主を印象づける封筒デザインとは

印象的なデザイン

(右上から時計回りに) Marangoni Gino by Concreate Studio、We Print Nice Things by Noemie Le Coz、The Working Capitol by Foreign Policy、B|D Landscape Architects by Passport

毎日数多く送られてくる封書の中で、送り主を印象づける封筒にするには、差別化したデザインを提案することも大切です。これまで、「シンプルなデザイン」に注目し書き進めてきましたが、色使いとワンポイントの他にも、考えられる事を自分自身でいくつか挙げてみましょう。例えば、材質・大きさ・形などにもこだわると他のデザインと差別化できるかもしれません。また、昨今ではUXの観点もデザインをする上では大切な注目ポイントになっています。これまであなたに送られてきた数々の郵便物の中で気になった封筒のデザインを思い出し、ラフで描き起こすなど、「こういうのがあったら使いやすい」という新たな閃きなど、あなたがペルソナの立場になって送り主を客観的に見ることも、差別化のデザインを生み出すポイントになってくるでしょう。

印象的なデザイン

デザイン by Project 4

印象的なデザイン

デザイン by CogitoDesigns

 

まとめ

シンプルなデザインも考え方を広く持てば、無数のデザイン案がでてきます。封筒とは、送り主側が送り手側へ送るご挨拶のようなものです。送る目的、受け取る側の目的を考慮し、封筒が届いたときに受け取り側が「封筒を見た瞬間に開封したくなるデザイン」を目指して考案してみてください。受け取り側は封筒を見た瞬間に送り主をイメージします。適切なイメージになるように受け取り側の立場に立ったデザインを心がけましょう。この記事であなたのデザインが送り手側と受け取り側を繋ぐ、魅力的な封筒を作り出すヒントになれば幸いです。