グラフィックデザイナーならば、この分野を発展させてきた先駆者について学ぶべきだということは誰でも分かっていますね。この99designsで、大物デザイナーたちの作品に注目してみましょう。これまでは、Paul Rand、Milton Glaser、Saul Bassなどの巨匠をご紹介してきました。
しかし、その他にも知っておく必要のある、グラフィックデザインに多大な貢献をしてきた有名なグラフィックデザイナーが、実際には何百人といます。このブログのタイトルでも述べているように、会話に出して自慢できるデザイナーです。彼らの名前や作品、与えた影響まで知り尽くしましょう!そうすれば、あなたはデザイナーとしてより完璧になり、デザイン分野について話をするときも、説得力をもたせることができるでしょう。(順不同)
1. Otl Aicher

「良いアートはひらめきを与え、良いデザインは刺激を与える」
国籍:ドイツ
学歴:ミュンヘン美術院
活動時期:1940年代~1980年代
専門:アイデンティティ、タイポグラフィ
主な活動:ルフトハンザ航空のコーポレート・ブランディング、1972年ミュンヘン・オリンピック、ウルム造形大学設立
詳細情報:otlaicher.com
2. Michael Beirut

Mohawk paper identity: Michael Beirut (via Designboom)
「良い作品だけがより良い作品を作ることへつながる」
国籍:アメリカ
学歴:シンシナティ大学(デザイン・アーキテクチャー・アート・プランニング学部)
活動時期:1980年代~現在
専門:アイデンティティとプリントワーク、デザイン・ライティングと評論
主な活動:「The Atlantic」の新デザイン、『ニューヨーク・タイムズ』本社の外観デザイン
詳細情報:Pentagram.com
3. Neville Brody

「デザインとは、幾つかのトリックを視覚に与えるだけではない。脳にも与えるのだ」
国籍:イギリス
学歴:ロンドン芸術大学 ロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーション
活動時期:1970年代~現在
専門:タイポグラフィ、アートディレクション
主な活動:雑誌『The Face』、雑誌『Arena』、レコードジャケットアート
詳細情報:雑誌『Eye』のインタビュー
4. David Carson

「ロックンロールに続いてグラフィックデザインが世界を救うだろう」
国籍:アメリカ
学歴:Oregon College of Commercial Art
活動時期:1980年代~現在
専門:雑誌デザイン、アートディレクション
主な活動:雑誌『Ray Gun』
詳細情報:davidcarsondesign.com
5. Alan Fletcher

「本質が出るまで、余分なものを最大限にそぎ落としたい。なぜなら、それがスタイルに捕らわれることから逃れる1つの方法だから」
国籍:イギリス
学歴:ハマースミス・スクール・オブ・アート、セントラルスクール・オブ・アート、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート、イェール大学建築デザイン学部
活動時期:1960年代~1990年代
専門:アイデンティティ・デザイン、書籍のデザイン
主な活動:『Pentagram』の共同設立、『The Art of Looking Sideways
』
詳細情報:alanfletcherarchive.com
6. Chip Kidd

「決してアイデアに恋しないことだ。奴らは娼婦だ―1つが役目を果たさなくても、常に、常に、常に別のアイデアがある」
国籍:アメリカ
学歴:ペンシルベニア州立大学
活動時期:1980年代~現在
専門:書籍カバーのデザイン
主な活動:多くの素晴らしい書籍カバー及びコミックの装丁
詳細情報:chipkidd.com
7. Armin Hofmann

「感情的なトーンを帯びた自然発露的な作品と、知性に先導された作品に違いはない。どちらも互いに補い合うものであり、密接に関連しているとみなすべきだ。このように、規律と自由は同等の重要性を持つ要素で、互いを分かち合っている」
国籍:スイス
学歴:リソグラフィー見習い
活動時期:1940年代~1980年代
専門:ポスターのデザイン
主な活動:バーゼル造形学校で学長としての教職、ポスター「ジゼル」
詳細情報:Thinking form: Armin Hofmann
8. Herb Lubalin

「良いタイポグラフィが無くても優れた広告は作れるが、良いタイポグラフィ無くしては偉大な広告は作れない」
国籍:アメリカ
学歴:クーパー・ユニオン
活動時期:1940年代~1980年代
専門:タイポグラフィ、アートディレクション
主な活動:ITCアヴァンギャルドのフォント製作、雑誌『エロス』、『アヴァンギャルド』を手掛ける
詳細情報:The Herb Lubalin Study Center of Design and Typography
9. Stefan Sagmeister

「失敗を利用し、多くの事をすることがとても重要だ。できるだけ恐れずに、できるだけたくさんのことをする。最初に考えすぎて何もしないより、挑戦した後にゴミがたくさん残る方がずっと良い」
国籍:オーストリア
学歴:ウィーン工芸大学、プラット・インスティティュート
活動時期:1990年代~現在
専門:アルバム・カバー、タイポグラフィ
主な活動:ルー・リードのポスター、書籍『Things I have learned in my life so far
』
詳細情報:sagmeisterwalsh.com
10. Paula Scher

「子供のやっていることは決してマネできない。できるのは、自分自身を見て、時代が変わったという事実や、気にかけなければいけない事柄に対処する自分のやり方を見つけること。デザイナーにはなれないし、「まあ、これは永遠だわ」なんて言うこともできない。永遠なものなどないのだから!」
国籍:アメリカ
学歴:タイラー・スクール・オブ・アート
活動時期:1970年代~現在
専門:ブランディング及びアイデンティティ、アルバム・カバー、イラストレーション
主な活動:ポスター作品、『Pentagram』初の女性主任に就任
詳細情報:paulascher.com