フリーランスになるなら知っておきたい!白色申告について

shunichi shiga
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フリーランス(個人事業主)として活動した時、1年間で20万円を超える報酬(事業収入)を得ていれば、納税額を決める確定申告を行う必要があります。

確定申告には「白色」と「青色」の2種類ありますが、ここでは収入が比較的少ない人向けの「白色申告」についてご説明しましょう。

白色申告とは何?

日本に住んでいて一定以上の収入があれば、警察や消防など様々な行政サービスを支えるために税金(所得税)を納めなくてはなりませんが、手に入れた報酬全部に税金が掛かる訳ではありません。

仕事をする上で使ったお金、例えば作品を制作するために買ったパソコン代、打ち合わせ場所に出向くための交通費といった経費は、報酬から差し引いても良いのです。

そういった経費を除いた、本当に税金が掛かる分だけを税務署に知らせる目的で、確定申告をする必要があります。

個人事業用の確定申告をする方法として、白色申告と青色申告が用意されています。
「青色」は事前に開業の届け出が必要だったり、厳格な帳簿を付けなくてはならないというふうに敷居が高い一方、「白色」はそういった難しい作業は免除されています。

その代わり、「青色」は収入から差し引けて税金を減らせる控除額が付いています。 

白色申告には何が必要?

まず、税務署に提出する「確定申告書B」と「収支内訳書(一般用)」を用意します。

そして、税務署に提出しなくても良いですが、申告書を記入する時に元となる帳簿、さらに、その帳簿を付ける時に元となる請求書や領収書といった書類を保管して置かなければいけません。

具体的な白色申告書はこれ

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こちらが白色申告に使う「確定申告書B」と「収支内訳書(一般用)」で、必要事項を記入して税務署に提出します。

(「確定申告書B」には「添付書類台紙」が付属しています。年金や生命保険などの控除証明書といった、提出が必要な書類を貼りつける台紙です)

なお、「確定申告書A」という書類もありますが、こちらは予め給料から所得税が差し引かれている会社員などの人が使うものです。

これらの書類は税務署に置いているほか、国税局のウェブサイトから直接プリントアウトしたもの、もしくは用意されているPDFファイルをダウンロードしてプリントアウトしたものも使えます。

国税局のウェブサイト:http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/yoshiki01/shinkokusho/02.htm

白色申告用の帳簿とはどんなもの?

以前は白色申告では帳簿を付ける必要はありませんでしたが、2014年1月以降からは義務化されました。

とは言え、必要項目は「日付」「科目(「売上金額」や「旅費交通費」など)」「金額」「摘要(「イラスト制作代」や「東京・大阪往復新幹線代」などの具体的な内容)」の4つだけで、小遣い帳や家計簿と同じような感覚で記入して問題ありません。

ただ、その中でも分かりにくいのは「科目」でしょう。

しかし、税務署に提出する「収支内訳書」を見ると明示してありますので、それぞれに当てはめて整理すれば大丈夫です。

また、手書きの場合、区分したり、科目ごとの合計が煩雑ですので、会計ソフトを使うのも手です。

ちなみに、正規の帳簿は7年、個別に作った帳簿や領収書などの書類は5年、保管する義務があります。

白色申告の提出先はどこ?

「提出時の納税地を管轄する税務署」です。

大抵は住んでいる場所にある税務署になりますが、事業所を別に持っている場合はそこの税務署でも対応できます。

また、引っ越しした時は提出先を迷いがちですが、いつ引っ越ししても提出先は現在の住所を管轄している税務署です。

税金の納め方は?

このように頑張って書類を作成し、税務署に提出した後でようやく、算出した所得税を納められます。

しかし、税務署から納付書が送られてくる訳ではなく、「税務署や金融機関で払い込み」「保有口座からの引き落とし」など、自分で支払う方法を決める必要があります。

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フリーランスで収入を得ると避けては通れない税金の計算と白色申告ですが、全体を把握すればそれほど難しいものではありません。

第一の秘訣は、こまめに報酬や経費を帳簿に記録しておく事でしょう。

それでも大変な時は、科目ごとにクリアファイルに書類を分けて置いて、年度末に合計するという方法も使えます。

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