フリーランスになるなら知っておきたい!白色申告について

フリーランスになるなら知っておきたい!白色申告について

フリーランス(個人事業主)として活動した時、1年間で20万円を超える報酬(事業収入)を得ていれば、納税額を決める確定申告を行う必要があります。 確定申告には「白色」と「青色」の2種類ありますが、ここでは収入が比較的少ない人向けの「白色申告」についてご説明しましょう。 白色申告とは何? 日本に住んでいて一定以上の収入があれば、警察や消防など様々な行政サービスを支えるために税金(所得税)を納めなくてはなりませんが、手に入れた報酬全部に税金が掛かる訳ではありません。 仕事をする上で使ったお金、例えば作品を制作するために買ったパソコン代、打ち合わせ場所に出向くための交通費といった経費は、報酬から差し引いても良いのです。 そういった経費を除いた、本当に税金が掛かる分だけを税務署に知らせる目的で、確定申告をする必要があります。 個人事業用の確定申告をする方法として、白色申告と青色申告が用意されています。 「青色」は事前に開業の届け出が必要だったり、厳格な帳簿を付けなくてはならないというふうに敷居が高い一方、「白色」はそういった難しい作業は免除されています。 その代わり、「青色」は収入から差し引けて税金を減らせる控除額が付いています。  白色申告には何が必要? まず、税務署に提出する「確定申告書B」と「収支内訳書(一般用)」を用意します。 そして、税務署に提出しなくても良いですが、申告書を記入する時に元となる帳簿、さらに、その帳簿を付ける時に元となる請求書や領収書といった書類を保管して置かなければいけません。 具体的な白色申告書はこれ こちらが白色申告に使う「確定申告書B」と「収支内訳書(一般用)」で、必要事項を記入して税務署に提出します。 (「確定申告書B」には「添付書類台紙」が付属しています。年金や生命保険などの控除証明書といった、提出が必要な書類を貼りつける台紙です) なお、「確定申告書A」という書類もありますが、こちらは予め給料から所得税が差し引かれている会社員などの人が使うものです。 これらの書類は税務署に置いているほか、国税局のウェブサイトから直接プリントアウトしたもの、もしくは用意されているPDFファイルをダウンロードしてプリントアウトしたものも使えます。 国税局のウェブサイト:http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/yoshiki01/shinkokusho/02.htm   白色申告用の帳簿とはどんなもの? 以前は白色申告では帳簿を付ける必要はありませんでしたが、2014年1月以降からは義務化されました。 とは言え、必要項目は「日付」「科目(「売上金額」や「旅費交通費」など)」「金額」「摘要(「イラスト制作代」や「東京・大阪往復新幹線代」などの具体的な内容)」の4つだけで、小遣い帳や家計簿と同じような感覚で記入して問題ありません。 ただ、その中でも分かりにくいのは「科目」でしょう。 しかし、税務署に提出する「収支内訳書」を見ると明示してありますので、それぞれに当てはめて整理すれば大丈夫です。 また、手書きの場合、区分したり、科目ごとの合計が煩雑ですので、会計ソフトを使うのも手です。 ちなみに、正規の帳簿は7年、個別に作った帳簿や領収書などの書類は5年、保管する義務があります。 白色申告の提出先はどこ? 「提出時の納税地を管轄する税務署」です。 大抵は住んでいる場所にある税務署になりますが、事業所を別に持っている場合はそこの税務署でも対応できます。 また、引っ越しした時は提出先を迷いがちですが、いつ引っ越ししても提出先は現在の住所を管轄している税務署です。   税金の納め方は? このように頑張って書類を作成し、税務署に提出した後でようやく、算出した所得税を納められます。 しかし、税務署から納付書が送られてくる訳ではなく、「税務署や金融機関で払い込み」「保有口座からの引き落とし」など、自分で支払う方法を決める必要があります。 フリーランスで収入を得ると避けては通れない税金の計算と白色申告ですが、全体を把握すればそれほど難しいものではありません。 第一の秘訣は、こまめに報酬や経費を帳簿に記録しておく事でしょう。 それでも大変な時は、科目ごとにクリアファイルに書類を分けて置いて、年度末に合計するという方法も使えます。

独立前に知っておきたい、フリーランスのお金の話

独立前に知っておきたい、フリーランスのお金の話

独りで仕事しているフリーランスは、当然、お金の管理も自分でしなければなりません。 生活できるだけの収入を得ていれば、それで終わりという訳ではなく、収入に対する税金というものが掛かってきます。 ここでは、フリーランスが納めるべき税金の額を決める方法についてご説明しましょう。 フリーランスで確定申告が必要な人は? 基本的に、収入から経費を差し引いた所得が1年に20万円以上の人は税務署に確定申告をしなければなりません。 ただし、所得が20万円以下でも免除されるのは所得税だけで、住民税はこの条件による免除はありませんので、税が課されるかどうかは別にして、結局は申告しなければなりません。 一方、税金を納めるのではなく、一旦納めた税金を返してもらうにも確定申告が必要です。 仕事を請け負って得る報酬から所得税が予め引かれている場合がありますが、1年全体の所得に掛かる税金よりも上回っている事が多いため、その差分は還付金として戻ってくるのです。 白色申告と青色申告のどちらにする? フリーランス、つまり、個人事業主が確定申告する場合、「白色申告」と「青色申告」の2種類、方法があります。 「白色申告」は比較的収入が少ない人向けで、帳簿を付けたり、領収書などを保管する義務はありますが、家計簿の延長のようなものなので、経理に詳しくなくても大丈夫です。 その代わり、「青色申告」で受けられる特別控除はありません。 「青色申告」はさらに2種類に分かれ、10万円の控除を受けられるものと65万円の控除を受けられるものがあります。 65万円控除のほうは複式簿記を用意するなどの知識が必要ですが、10万円控除のほうは白色申告とほぼ同じなので、収入が多くなったら切り替えるのもいいかもしれません。 フリーランスの経費はどうする? 税金は、もらった報酬全部が対象になる訳ではありません。 まず、年金や健康保険に払ったお金は全額、所得から差し引かれる控除になります。さらに、生命保険なども上限が決まっていますが、控除の対象です。そして、一番大きいのが、仕事をする上で使ったお金、すなわち経費です。 白色申告は「収支内訳書」、青色申告は「所得税青色申告決算書」を見れば分かりますが、「経費」と書かれた大枠に「給料賃金」や「外注工賃」といった科目の欄が並んでいます。 これらに当てはまる支払いが全て、経費として認められる訳です。と言われても、まだどの支払いがどの科目に当てはまるか分かりづらいでしょう。 以下に、それぞれの科目の代表例を挙げます。 給料賃金 自分や家族以外の従業員に払う給料。これはフリーランスの方にはあまり関係がないかもしれません。 外注工賃 外部に仕事を発注して掛かった費用。これも自分で全部請け負っているフリーランスの方には関係ない事が多いでしょう。 減価償却費 10万円以上の固定資産を耐用年数分で目減り具合を計算した額。例えば、10万円で耐用年数10年のパソコンは、1年で1万円の減価償却を計上できます。 貸倒金 払われなかった報酬など。 地代家賃 事務所などを借りた時の賃貸料。自宅を仕事場としている場合、その広さ分だけ認められます。 利子割引料 金融機関からお金を借りた時に掛かる利息など。 租税公課 固定資産税、自動車税など。 荷造運賃 荷物を送る時に使う梱包材や配送料。 水道光熱費 家賃と同じく、仕事場の分だけ認められます。一般的には、全体の2、3割の料金を計上します。 旅費交通費 電車賃などと共に宿泊費も。 通信費 電話代、プロバイダー料、手紙の切手代など。 広告宣伝費 宣伝サイトを作った時のドメイン取得料やサーバーレンタル代など。クライアントに出した年賀状も含まれます。 接待交際費 クライアントと共にした飲食費。お中元やお歳暮など。 損害保険料 商品、店舗、事業用自動車などを対象とする保険料。 修繕費 業務に使う機器の修理代など。 消耗品費 文房具などの少額備品費。 福利厚生費 従業員のための社会保険料や慰労費など。 雑費…

フリーランスの仕事って儲かるの?フリーランスの働き方について

フリーランスの仕事って儲かるの?フリーランスの働き方について

フリーランサーになりたい人、または、なりたての人が一番心配なのは、「果たして仕事があるのか」という事でしょう。 業界に名が通った人ならともかく、普通は自分から求めていかないと仕事はありません。 ここでは、仕事につながるフリーランスの営業術をご説明したいと思います。 独立前から準備をしよう フリーランスという働き方を選択する前は会社員だったという人は多いでしょう。 そして、まったく新しい分野に挑戦するというのは少数派で、業務で携わった技能を使って独立するという場合がほとんどでしょう。 となれば、その会社員時代にコネを作っておくと、独立後も仕事がもらえる可能性があります。 自分の担当をゴッソリ持っていったら恨みを買う恐れがあるので程々にしないといけませんが、発注件数が多い業界なら互いに協力関係ができて幸先よくスタートを切れるはずです。 営業する前にも準備を 会社員だと与えられた仕事をこなしていけばいいですが、フリーランスでは自分の得意分野は何か、自分には何ができるのかなどを見極める必要があります。 自分のアピールポイントが定まれば、ホームページなどを作ってポートフォリオにします。 その時、同業種の人にしか理解できないような凝ったサイトを作っても無駄な場合が多いです。 会社員時代に発注者とやり取りした経験があれば分かると思いますが、一般の人は技術的な高さや難しさにはあまり関心がありません。 むしろ、「普通は3日掛かる作業を1日でできます」とか「近くだったら顔を合わせて作業できます」というほうが、相手が喜ぶ可能性が高いのです。 そして、どんな仕事を受けてきたのか、どんな仕事に興味を持っているのかなど、相手に親しみを感じさせるためにも自己紹介を充実させましょう。 技術的に自信がない時は もちろん技術力が高くて、コネもあって円満に独立というのが望ましいですが、そうは行かないのが人生です。 ただ、最近はネットで「クラウドソーシング」という発注案件を紹介するサイトが多数存在しますので、悲観する事はありません。 クラウドソーシングには、技術がまずまずでも受注できる案件がそろっています。 その際、自己紹介を充実させる重要性は、営業の準備と同じです。 そこで腕を磨きながら実績を作って次のステップに臨みましょう。 また、良い仕事をすれば引き続いて発注してくれる場合もありますし、知り合いを紹介してくれる場合もあります。   いよいよフリーランスとして営業 と言っても、会社に直接出向いて飛び込み営業をする訳ではありません。 まずはセミナーや勉強会に参加してみましょう。 選択するのは、サイトの活用法やSNSの使い方といった、自分のクライアントになりそうな人が対象の集まりです。 そこで名刺交換しつつ、自分の技術で悩みを解決できる人を探し出せたら大成功です。 同じような事は、異業種交流会でもできるでしょう。 その時は仕事につながらなくても、何気ない会話で自分を売り込んでおけば、のちのち案件が回ってくる可能性も高いです。 フリーランスで仕事する同業種の人も活用 つながりを持つと良いのは、クライアントになる人だけではありません。 同業種のつながりも実は重要なのです。 フリーランスで働く人の中には、人気があって仕事が立て込んでいるという人も多いです。 そんな人が断らざるを得ない仕事が出てきた際、同じような実力があれば回してもらえるかもしれません。 同業種の勉強会では人気フリーランサーと直接会えるとは限りませんが、そこに参加している人伝いにコンタクトを取れるようにできたらわざわざ出向く意義があるでしょう。 また、自分が忙しくなった時には横のつながりがあると安心できます。 フリーランスは一人でやるものと思い込みがちですが、フリーランスだからこそ営業が重要です。 駆け出しの頃は営業ばかりという事になるかもしれませんが、確実な実績を作れば自然と依頼が舞い込むようになるでしょう。

フリーランスの種類とメリット・デメリットとは?

フリーランスの種類とメリット・デメリットとは?

最近、「フリーランス」という言葉が多く聞かれるようになりました。 「新しい働き方」と呼ばれる一方、実は以前から存在する働き方でもあります。 そんな「フリーランス」を豆知識も加えてご説明しましょう。 フリーランスとは? 「フリーランス」は英語で「freelance」と書き、その状況で働く人を「フリーランサー(freelancer)」と言います。 日本語では「自由業」「自営業」「個人事業主」が同じ意味を指し、「フリー」と略する場合もあります。 それらの言葉より思い浮かべる、小説家、芸術家、芸能人などが、この職業分類に含まれますが、近年のパソコンやインターネットの発達によって、プログラマーや各種クリエーターから、従来は会社に通勤して行っていたデータ入力やネットでの情報収集などまで、外注の発注先がフリーランサーという場合も多く見られます。 これを踏まえると、「自由業」「自営業」「個人事業主」「フリー」は以前から存在しますが、ネットを使用する働き方は新しいタイプと言えるでしょう。 フリーランスの語源は? 英語で表されるように、イギリスが発祥の地です。 この言葉は有名なところでは、スコットランド人作家のウォルター・スコットが1820年に発表した長編小説「アイヴァンホー(Ivanhoe)」に登場します。 「アイヴァンホー」は10世紀初めの中世ヨーロッパを舞台にした小説ですが、その中で「どこの軍にも属しておらず、戦争のたびに王侯貴族に雇われて戦う槍騎兵」の存在に言及されます。 つまり、「フリー(自由)」な「ランサー(槍騎兵)」という訳です。 これから転じて、1860年代には組織を離れて都度都度の契約で働く人を指すようになりました。 そして、そういった働き方を「フリーランス」と呼ぶようになったのです。   フリーランサーはどれだけ存在する? 一昔前までは「自由業」「自営業」と言えば、専門の能力を持つ限られた人たちの職業でした。 しかし、前述した通り、昨今は比較的簡単な作業を行う人たちもフリーランスを選択し、年々増加傾向にあります。 公的機関による正式な調査はありませんが、フリーランサーの仕事を仲介するサイトの調査によると、日本には現在約1,200万人存在すると推定されるようです。 これは日本の人口の約19%に当たります。 また、この分野において大きく進んでいるアメリカでは、労働人口の34%に当たる5,300万人がフリーランスを選んでおり、2020年までには40%に上昇する予想があるとの事です。 一方、イギリスのフリーランサーは人口の10.7%に当たる約170万人と言います。 フリーランスの種類は? 組織に属さず契約で報酬を得ていたら、すなわちフリーランサーと言えるので、それこそ、職業の数だけフリーランスの種類があると言えるでしょう。 中でも特にデザイナー系、ライター系、エンジニア系は、多くのフリーランサーが集まる職種です。 デザイナー系は、グラフィックデザイナー、ウェブデザイナー、ロゴデザイナー、キャラクターデザイナーなどが挙げられます。 ライター系は、ジャーナリスト、コラムニスト、ウェブライター、コピーライターなどが挙げられます。 エンジニア系は、プログラマー、システムエンジニアなどが挙げられます。 フリーランスのメリットとデメリット メリットは何と言っても、自分の都合で働ける事でしょう。 大抵の会社員は決まった時間に決まった場所へ出勤しなければなりませんが、フリーランサーはそういった制約がありません。 自由度と柔軟性を求める人が好む働き方と言えます。 また、能力によっては収入が大きく伸びる可能性も秘めています。 デメリットは、自由と引き換えにした不安定さに尽きます。 仕事がなければ、月給の会社員と違い、その分だけ報酬が減るというのは自明の理です。 さらに、福利福祉の保障がないため、自己管理が厳しく問われます。 「フリーランス」は、新しいように見えて長年採用された働き方です。 昨今のインターネットの発達により、多くの人がこの働き方を選択できるようになりました。 会社に就職しなければ収入を得られないと考えていた人も、選択肢の1つに加える日が来るかもしれません。

業務委託契約と委託契約って違うの?業務委託契約について

業務委託契約と委託契約って違うの?業務委託契約について

フリーランスで仕事を受けると、依頼主の会社から「業務委託契約を結びたい」と言われる事があるかもしれません。 何となく言葉の意味は分かるけど、「業務委託契約」とは自分にどう影響があるのか、会社はどのような意図で提案するのか、はっきりと理解できない場合が多いようです。 ここでは、「業務委託契約」の意味や目的などをご説明しましょう。 業務委託契約とは何? 「業務委託契約」という言葉を聞くと、何やら法律で決まっている用語のように感じますが、「業務委託」という言葉は民法の条文に存在しません。 「業務委託」という言葉は広範囲すぎて、はっきりと定義できないからです。 実際は、「請負契約」「準委任契約」「著作権譲渡」といった複数の法律を組み合わせて契約を形作ります。 それらを文書にまとめたのが「業務委託契約書」です。   業務委託契約書とはどんなもの? こちらが業務委託契約書の一例です。 「業務委託契約書」というタイトルの下にずらずらと文章が並んでいます。 タイトルは、場合によっては「広告物作成委託契約書」や「イラスト制作依頼契約書」と変わりますが、タイトルは法律的には重要ではなく、内容が重視されます。 ちなみに、契約は口約束でも法律上は結ばれた事になりますが、後々のトラブルを避けるためにも明文化しておいたほうが良いでしょう。 業務委託契約の内容は? 「業務委託契約」と言っても、上で述べたように法律で定まっていませんので、それぞれの仕事ごとに内容は異なってきます。 例えば、ポスターの制作を依頼された時は、「請負契約」を基本とした内容になるでしょう。 「請負契約」とは、仕事の完成を目的とし、注文者が希望した結果が得られた後、報酬を受け取るというものです。 つまり、ポスターを制作する場合、依頼主が納得する出来にならなければ仕事は終わりません。 また、ポスターを作った時点では制作者に著作権がありますので、それを依頼主に譲渡する文言も入っているでしょう。 さらに、ポスターが公開されるまで他人に明らかにしないというような「秘密保持」の条件もあるかもしれません。 このように重要な事柄が書かれていますので、契約書は必ず目を通す必要があります。 もし不明な点があれば、依頼主に確認しましょう。 委託契約との違いは? 「委託契約」は、正式な民法上の名称は「準委任契約」と言います。 「準委任契約」とは、事務の処理を目的とし、その作業を適切に済ませれば、委任者の希望した結果を得られなくても、報酬を受け取る事ができます。 例えば、医師と契約を結んだ場合、医師は患者を診療しますが、病気を治癒できるとは限りません。 しかし、診療という業務を遂行しているので、報酬は支払われる訳です。 この「準委任契約」は、クリエイター系にはあまり関係しませんが、例えばホームページを作成する場合、そのホームページの管理も任せるという業務が入っていれば、この契約に該当します。 業務委託の注意点は? 法律を順守して作成された契約書なら、ほとんどの場合は大丈夫ですが、中には依頼主に極めて都合のいい条件が紛れ込んでいる事もあります。 「業務委託」は依頼主と請負人が対等な立場になっていないと違法性が問われます。 具体的な事例として: 委託元からの仕事の依頼や業務の指示を断る事ができる項目がない 報酬が出来高払いではなく時間給や月給 委託元以外から自由に受注できない このほかにも、業務を行う場所や方法を細かく指示や、同じ業務を行う会社員よりも報酬が低いといった条件は、委託元からの使用従属性がある、つまり、労働者と見なされます。 労働者ですと、雇用主は雇用保険を始め福利福祉から通勤費、文房具代まで負担しなければなりません。 特に「準委任契約」は、会社の責任逃れや賃金カットの方法として悪用されがちです。 フリーランスが働く上でしばしば関係してくる「業務委託契約」ですが、打ち合わせを綿密にし内容を吟味しないと、不利な条件を結ばされる危険性もあります。 フリーランスになったらすべての事において自己責任が求められます。 仕事の契約でも、慎重な対応を心がけましょう。

個人事業主を英語でどう表記するか

個人事業主を英語でどう表記するか

海外とのやりとりは英語を使う事が多いですが、先方からの契約書や申請書に「Business structure(経営構造)」や「Types of companies(事業形態)」といった項目がある場合、どう記入すれば良いでしょうか? フリーランスで仕事をしているなら日本語では「個人事業主」となりますが、英語で該当する言葉は何かお知らせしましょう。   「個人事業主」は英語でも硬い言葉 「個人事業主」は英語では「Solo proprietorship」と言います。 しかし、この言葉は会社法や税制などで使われるもののため、契約書や申請書といった公式文書でしかお目に掛からないでしょう。 少し柔らかい言葉として、「自営業」という意味の「Self-employment」があります。 日本語でも「自営業」と言うと、「個人事業主」よりもよく耳にします。 また、「Independent contractor」という「独立請負人」「独立業務請負人」と訳される雇用形態もあります。 こちらは、経験や能力を生かして専門性の高い作業を、注文主と業務単位で有期の契約を結んで働く独立した個人を指します。   英語での具体的な肩書は? 「Solo proprietorship」ですと、芸術家から弁護士、コンサルタント、プログラマーまでありとあらゆる種類の「個人事業主」が入りますので、名刺や履歴書などに書く時は、もう少し具体的な肩書が必要になるでしょう。 Designer(デザイナー)、Artist(アーティスト)でも問題ないですが、以下のような肩書にすると、相手により良く自分が分かってもらえると思います。 Graphic Designer:ポスターやロゴなど情報伝達用の画像を制作 Web Designer:ウェブサイトの画像や機能を制作 Product Designer:製品のデザインやその製品を含むサービスを制作 Industrial Designer:工業製品のデザインを制作 Fashion Designer:衣服、装身具のデザインを制作 Textile Designer:布の柄のデザインを制作Fine Artist:油彩、水彩、彫刻、コンピューターグラフィックなど、審美的な作品を制作 Digital Artist:パソコンを使って制作 Comic Artist:漫画家 Anime Artist:「Comic Artist」だとアメコミのような画風がイメージされるので、より日本的な絵柄の場合は、こちらも良いでしょう。 Manga Artist:「Manga」も広く認知されています。 Painter:輪郭線を描かず塗りで表現した絵を制作 Oil Painter:その中でも油絵の具を使った画家 Watercolor Artist:こちらは水彩画家 Illustrator:日本語の「イラストレーター」より「挿絵画家」という意味が強いです。 Photographer:写真家 Animator:アニメの動画や原画を制作   英語で「屋号」が必要な時は 個人事業主は本名で大抵活動しますが、本名を出したくない、仕事とプライベートを分けたい、会社としての対応を希望された、という場合は「屋号(Business name)」を使うと良いでしょう。 また、商業用サーバを借りる時には、OU(Organizational…

フリーランスデザイナーのための価格設定ガイド

フリーランスデザイナーのための価格設定ガイド

フリーランサーなら誰もが直面する最大の悩みは「自分の仕事にどのぐらいの価格を設定すべきなのか?」ということです。固定価格にするか、時間単価にするか?クライアントに価格交渉を望まれたら?このような疑問は頭痛のタネになるし、成功事例を学ぶのも必ずしも簡単ではありません。でも、もう考えなくても大丈夫です。その悩みに対する回答を用意しました。次回の1-to-1プロジェクトでは、この答えがきっと役に立ちますよ。 1. 生活費の計算 収入のことを考える前に、毎月の支出を記録して、生活のために最低いくら稼がなければならないかを知ることが大切です。支出の管理に役立つオンライン家計簿はたくさんあるし、メモ帳アプリでも同じことができます。初めに、思いつくもの全部をリストアップしましょう(支出の変化に合わせて書き換えることを忘れずに)。 家賃 自動車保険 ガソリン代 食料品 家計費 Adobeサブスクリプション その他の重要な支出 すべての支出を合計すると、毎月の最低目標額が分かります。もちろん、毎月の目標額を4で割って週当たりの目標額を出してもいいし、12を掛ければ年間の目標額にもなります。最低目標額が設定できたら、次はプロジェクト作業の価格設定の種類について考えましょう。 2. プロジェクト単位で価格設定をする場合 長所 顧客にとって理解しやすい 時間の記録が必要ない 計算が簡単 同時に複数のプロジェクトを手がけることができる プロジェクト作業を早く終わらせれば、時間単位で換算した場合よりもずっと割に合う 短所 あくどい顧客がこれを利用して、多くの仕事をさせようとすることがある プロジェクトが長期化しがち 改訂やドラフトを何度も要求されがち 時間枠が当てにならない 顧客との結びつきを強くしておかなければならない プロジェクト単位の計算の例 1プロジェクトの最低見積額:500ドル 年間の生活費:1,000 ドル× 12 =12,000ドル 年間の最低プロジェクト数:24 月間の最低プロジェクト数:2 これは、適当な数字を入れた試算例です。正確な実際の数字を入れて計算してみれば、収入と支出を合わせるために役立つ良い数値が得られます。 想定外の追加作業 事あるごとに、当初のデザインブリーフに含まれていなかった作業が要求されるため、その対処方法を知っておくことは重要です。クライアントが最終成果物に何を期待するかを正確に見積もるように常に心がけましょう。 例えばウェブプロジェクトの仕事をするなら、正確なページ数や盛り込む機能の数を正確に含めることです。ポップアップ、フォーム、中間ページはクライアントの当初のデザインブリーフには含まれていないことがあるので、こういった追加機能を予見して、作業を開始する前にどう対処するかはあなた次第です。 見積もりを示す前にプロジェクトを完全に理解することが重要です。クライアントが何を期待しているのか知るために、追加情報を要求してもいいでしょう。例えば私なら、クライアントが思い描いているウェブサイトの簡単なワイヤフレームの提供を求めます。この追加情報は、後でクライアントとの間に誤解が生じるのを避けるために役に立ちます。 3. 時間単位の価格設定の場合 長所 たいていの場合、時間を有効に使うことができる よりリラックスしてプロジェクトに取り組むことができる 改定の回数が少なくなる 時間枠が当てになることが多い 当初のデザインブリーフに含まれていなかった作業が追加されても、大きな問題にならない 短所 時間を記録し、実際の作業時間をクライアントに伝える、信頼性のある方法が必要 複数のプロジェクトの「やりくり」は難しくなる 生活費を厳密に計算しなければならない 見積もった作業時間を信用してくれない小規模なクライアントからは、仕事を頼まれにくい傾向がある 時間単位の計算の例 年間労働日数240日=365日-土日104日-祝日14日(アメリカの場合)-病気療養7日 年間最高課金時間1920時間=1日8時間×240日…

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