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最近、「フリーランス」という言葉が多く聞かれるようになりました。

「新しい働き方」と呼ばれる一方、実は以前から存在する働き方でもあります。

そんな「フリーランス」を豆知識も加えてご説明しましょう。

フリーランスとは?

「フリーランス」は英語で「freelance」と書き、その状況で働く人を「フリーランサー(freelancer)」と言います。

日本語では「自由業」「自営業」「個人事業主」が同じ意味を指し、「フリー」と略する場合もあります。

それらの言葉より思い浮かべる、小説家、芸術家、芸能人などが、この職業分類に含まれますが、近年のパソコンやインターネットの発達によって、プログラマーや各種クリエーターから、従来は会社に通勤して行っていたデータ入力やネットでの情報収集などまで、外注の発注先がフリーランサーという場合も多く見られます。

これを踏まえると、「自由業」「自営業」「個人事業主」「フリー」は以前から存在しますが、ネットを使用する働き方は新しいタイプと言えるでしょう。

フリーランスの語源は?

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英語で表されるように、イギリスが発祥の地です。

この言葉は有名なところでは、スコットランド人作家のウォルター・スコットが1820年に発表した長編小説「アイヴァンホー(Ivanhoe)」に登場します。

「アイヴァンホー」は10世紀初めの中世ヨーロッパを舞台にした小説ですが、その中で「どこの軍にも属しておらず、戦争のたびに王侯貴族に雇われて戦う槍騎兵」の存在に言及されます。

つまり、「フリー(自由)」な「ランサー(槍騎兵)」という訳です。

これから転じて、1860年代には組織を離れて都度都度の契約で働く人を指すようになりました。

そして、そういった働き方を「フリーランス」と呼ぶようになったのです。

フリーランサーはどれだけ存在する?

一昔前までは「自由業」「自営業」と言えば、専門の能力を持つ限られた人たちの職業でした。

しかし、前述した通り、昨今は比較的簡単な作業を行う人たちもフリーランスを選択し、年々増加傾向にあります。

公的機関による正式な調査はありませんが、フリーランサーの仕事を仲介するサイトの調査によると、日本には現在約1,200万人存在すると推定されるようです。

これは日本の人口の約19%に当たります。

また、この分野において大きく進んでいるアメリカでは、労働人口の34%に当たる5,300万人がフリーランスを選んでおり、2020年までには40%に上昇する予想があるとの事です。

一方、イギリスのフリーランサーは人口の10.7%に当たる約170万人と言います。

フリーランスの種類は?

組織に属さず契約で報酬を得ていたら、すなわちフリーランサーと言えるので、それこそ、職業の数だけフリーランスの種類があると言えるでしょう。

中でも特にデザイナー系、ライター系、エンジニア系は、多くのフリーランサーが集まる職種です。

デザイナー系は、グラフィックデザイナー、ウェブデザイナー、ロゴデザイナー、キャラクターデザイナーなどが挙げられます。

ライター系は、ジャーナリスト、コラムニスト、ウェブライター、コピーライターなどが挙げられます。

エンジニア系は、プログラマー、システムエンジニアなどが挙げられます。

フリーランスのメリットとデメリット

メリットは何と言っても、自分の都合で働ける事でしょう。

大抵の会社員は決まった時間に決まった場所へ出勤しなければなりませんが、フリーランサーはそういった制約がありません。

自由度と柔軟性を求める人が好む働き方と言えます。

また、能力によっては収入が大きく伸びる可能性も秘めています。

デメリットは、自由と引き換えにした不安定さに尽きます。

仕事がなければ、月給の会社員と違い、その分だけ報酬が減るというのは自明の理です。

さらに、福利福祉の保障がないため、自己管理が厳しく問われます。

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「フリーランス」は、新しいように見えて長年採用された働き方です。

昨今のインターネットの発達により、多くの人がこの働き方を選択できるようになりました。

会社に就職しなければ収入を得られないと考えていた人も、選択肢の1つに加える日が来るかもしれません。