グラフィックデザイナーのポートフォリオは、自身の作品を提示してどのような能力があるのかを示し、仕事がもらえるようにクライアントを説得する必要がある人にとって必要不可欠なツールです。有名なグラフィックデザイナーのポートフォリオサイトは、ウェブデザインのインスピレーションを与えてくれる重要な情報源と言えるでしょう。

この記事では、刺激を与えてくれる事例をいくつかご紹介します。ポートフォリオサイトのデザイン自体が、そのデザイナーの作品の中で最も有名な作品と同じくらい革新的かつ刺激的で、閲覧者に彼らの伝説的なキャリアを思い出させます。

1. Milton Glaser

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ミルトン・グレイザーのポートフォリオサイトでは、この生きる伝説による一連の作品を明確かつ快活なインターフェースで紹介し、広く引用された彼の名言も特集しています。

グレイザーと彼の集学的なデザインスタジオは、今日に至るまで素晴らしい作品を生み出し続け、この美しいウェブデザイン自体が「コンタクト」ボタンを押さずにはいられなくなるほど説得力を持っています。

2. Bob Gill

Bob Gill portfolio website

多国籍デザイン事務所「Pentagram」の共同創設者であり国際的な講師のボブ・ギルは、NYアート・ディレクターズ・クラブの名誉殿堂に入り、生涯功績賞を受賞し、『ビートルマニア』の共同デザイナーという肩書を持っています。また、デザインに関する本を20冊出版している彼のポートフォリオサイトは、シンプルかつユーモアにあふれています。

このサイトに掲載されている作品すべてに同じユーモアのセンスが散りばめられており、サイトそのものを見るのが楽しくなります。

3. David Carson

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カーソンのポートフォリオサイトを見れば、彼の有名な“グランジ”美学は一目瞭然です。ほとんどのウェブサイトと違って水平スクロールを使っており、サイトを見るには角かっこをクリックするか矢印キーを使わなければなりません。有名なクライアントに対しても、それほど有名ではないクライアントに対しても同様に、膨大な数の目を見張るようなデザイン作品を提供しています。

4. Joshua Brewer

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かつてTwitterのヘッドデザイナーだったJoshua Brewerのレスポンシブポートフォリオサイトは、他の作品を掲載する必要がないほど、様々な会社がオンラインの世界で存在感を増すために、彼が素晴らしい成果を収めていることを示す見事な例の1つです。

5. Alan Fletcher

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デザイン界の巨匠アラン・フレッチャーのポートフォリオサイトは、これ以上できないくらい明確でシンプルです。前述の「ペンタグラム」の共同創設者でもあるフレッチャーは、2006年に亡くなった際、英国の新聞紙『デイリー・テレグラフ』の死亡記事で、“彼の世代において最も高い評価を受けたグラフィックデザイナー”と称されました。

6. Chip Kidd

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現在、世界でもトップクラスの本の表紙のデザイナーであるチップ・キッドのポートフォリオサイトは、型破りなウェブデザインとインスピレーションを与える多数のインタビュー、そして毎週更新する彼の見識を含めたブログを掲載し、閲覧者を驚かせると同時に楽しませています。

7. Marian Bantjes

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メリアン・バンジェスのポートフォリオサイトは、彼女の有名な手書きのパターンデザインやイラストを使って、最も有名なプロジェクトやクライアントを掲載するだけでなく、閲覧者に自身の著書やアートプリントの購入も促しています。

8. Susan Kare

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スーザン・ケアは初代マッキントッシュのアイコンをデザインしたことで有名で、それ以来、何百ものユーザインターフェースグラフィックをデザインしてきました。彼女の作品そのものが雄弁に物語っており、彼女のポートフォリオサイトに適した背景を作り出しています。

9. Ed Fella

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エド・フェラのポートフォリオサイトは、デジタルピクセルではなく紙で作られているように見えます。人を楽しませ、かつ、立体的に見えるウェブサイトには、彼の有名な手書きのタイポグラフィーやデザインが掲載されています。

10. Herbert Matter

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ポートフォリオサイトにスプラッシュ/イントロページはあまり使われないのが一般的ですが、今は亡きデザイナーのハーバート・マターの人生と作品を祝福するには適切と言えます。彼の名前は、デザインの歴史のクラスを取った学生なら誰でも知っているでしょう。この写真家兼デザイナーは、モンタージュ写真使用の先駆者であり、1930年代にスイス観光局で使われた象徴的なモダニズムのポスターでも知られています。

11. George Lois

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デザイナー兼広告マンのジョージ・ロイスのウェブサイトは、長年彼が受け取ってきた称賛や栄誉をうまく活用しており、デザインと広告業界における彼の伝説的な地位を思い出させます。

大胆なデザイン、キャッチフレーズ、そしてジョージ・ロイスをモデルにしたとされる米国TVドラマ『マッドメン』で有名なドン・ドレイパー風の写真を載せたウェブデザイン自体が、広告業界における彼の功績を証明しています。

12. Kate Moross

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デザイン業界で人気急上昇中のケイト・モロスは、売れっ子のイラストレーター兼デザイナーです。彼女は、「アメリカン・エキスプレス」、「トップショップ」、「ナイキ」などの有名なブランドや、「ディスクロージャー」、「シミアン・モバイル・ディスコ」といったバンド向けに作品を手掛けて注目を集めました。

彼女はカラフルなイラストで知られており、その精神は彼女のポートフォリオサイトにも反映されています。

13. Kelli Anderson

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アーティスト、デザイナー、そして「TED」のスピーカーであるケリー・アンダーソンのポートフォリオサイトは、グラフィックを活用して質感や奥行き感を生み出しています。

14. Jessica Hische

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映画『ムーンライズ・キングダム』に登場した“Should I work for free?”のインフォグラフィックと豪華な書体デザインが広く知れ渡ったことで、最近このイラストレーター兼レタラー兼書体デザイナーが話題になっています。彼女のポートフォリオサイトは、クライアントのために作られた、うらやましくなるほどの作品を掲載しており、グラフィックデザイナーの卵にとって最高のアイディアの宝庫です。

“Thoughts”のセクションにはデザイナーのためのアドバイスが多く記載され、“Resources”のセクションには、駆け出しのレタラー向けの情報と、高い評価を得た彼女のオンライン・スキルシェア・クラスのリンクが挿入されています。

まとめ

上記のポートフォリオサイトを作った有名なデザイナーは誰なのか、すでに多くの閲覧者が知っていると思いますし、彼らのサイトには他のポートフォリオサイトでは見られない、より革新的なデザインが使用されています。おそらく彼らはWixやWordPressを使ってはおらず、自分たちの作品の中で最も有名な作品と同じくらい独特なカスタム・ウェブサイトを作ろうとしているのです。

最近、素晴らしいグラフィックデザイナーのポートフォリオを見ましたか?ぜひコメントして教えてください!