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ロゴを制作する時に既存のフォントを使いたいと考える場合があるかもしれません。

しかし、最初からパソコンにインストールしてあるフォントであっても著作物の一つです。

ここでは、フォントをロゴに使って良いかどうかをご説明しましょう。

何がロゴに使えるフォント?

結論から言えば、「使用許可があるフォント」です。
現在、フォント自体はデザイン性が極めて高いもの以外は著作権がありません。

ただ、実際のフォントはプログラムデータとして記述してあるので、そのデータは著作権が認められています。
となると、フォントを利用してデザインしたものは著作権の問題はなさそうですが、一方で「契約」によって制限されている場合があります。

法に反しない限りは「契約」で使用範囲を決められるので、自分のパソコンの中でしか使用が認められていないもの、固定されて二次利用ができない印刷物などの場合は認められるもの、商業利用どころか商標登録まで全部認めているもの、というふうに、フォントによってバラバラになります。

面倒臭いと感じるかもしれませんが、欧文フォントでも100〜200字、和文フォントだと当用漢字だけでも2000字近くあり、それを1字1字デザインする手間はデザイン系のクリエーターならよく理解できると思います。

そうして出来上がったフォントですので、使用可能範囲が定められるのは当然の事でしょう。

フォントベンダーのフォントはロゴに使える?

これも繰り返しになりますが、「使用許可があるフォント」だと、フォントベンダー(フォントを制作する会社)のフォントも使えます。

例えば、フォントを正規に購入したなら、商業利用でも印刷物やホームページに使用できるのと同様に、ロゴにも使用できる場合が多いです。
使用を申し出る必要もなく、ロゴのために文字を変形する事も問題ないとしているベンダーもあります。

ただし、作成したロゴを商標として登録するとなると、ベンダーによって対応が様々です。1件50000円や1文字10000円など追加料金が必要な場合、さらには、まったく認めていない場合というふうに大きく分かれています。

従って、フォントごとにベンダーの説明を読んだり、ベンダーに問い合わせなければならないという訳です。

ソフトに付属したフォントはロゴに使える?

Windowsには、MSゴシックやMS明朝などが最初から入っています。

また、Mac OSには、ヒラギノなどが入っています。

IllustratorやPhotoshopといったAdobeの製品をインストールすると、たくさんのフォントも一緒にインストールされた覚えがある人も多いでしょう。

これらのフォントはロゴに使えるのでしょうか?

答えは、フォントベンダーの場合と同じです。

ソフトに付属しているフォントは、ほとんどがフォントベンダーが作っているので、使用範囲は個別に確認しなければなりません。
多くは商業利用可能ですが、商標登録は要相談という傾向にあります。

フリーフォントはロゴに使える?

またしてもですが、「使用許可があるフォント」ならロゴに使えます。

そして、商業利用可能としているフォントでも、商標登録となると話が別になるのは、フォントベンダーと同じです。

ちなみに、商業利用可能なフリーフォントを集めたと称しているサイトからダウンロードしたフォントは注意が必要です。

配布元を確かめると、一次利用しか認めていない(例えば、印刷物は大丈夫だが、フォントデータを組み込んでゲームのセリフとして表示するなどは不可)という場合はまだしも、商業利用は一切認めていないという場合も多々あるからです。

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まとめますと、「商業利用を認められているものはほぼ、既存のフォントでもロゴに使用できるが、商標登録する場合は注意が必要」という事になります。

ただ、既存のフォントを参考に、一から文字をデザインするのは、現在のところ大丈夫です。(将来、フォント自体にも著作権などが認められたら、この限りではありません)