受け取り側のペルソナを考えてはがきをデザインするコツ

shunichi shiga
はがきのペルソナ

ダイレクトメールは多くの企業から発送されることもあり、受け手に「これ私に送られても困るな」「同じようなDMばかりだな」などと思われないような、個人に合ったはがきをデザインしたいものです。そのためにも、ターゲットとなるユーザーのペルソナを細かく設定し、はがきを受け取った場合のシミュレーションを丁寧にイメージしたいです。ここでは、受け取り側のペルソナを考え、はがきをデザインするコツを紹介します。

まずは送り先のペルソナを考察してみよう

ペルソナを考察

デザイン by TodorKolevDesign

「ペルソナ」という概念がデザイン業界では一般的になり、抽象的なターゲットの想定までも「ペルソナ」と称することが増えていますが、本来のペルソナ考察とは「一人の人物のプロフィールやキャラクターを細かく想定し、製品やサービスに対してどんなリアクションを示すかを検証するもの」です。

ターゲットが幅広い商品やサービス、ブランドであれば、4人くらいのペルソナを設定するといいでしょう。細かくペルソナが設定できたら、「各々のペルソナがはがきを手にするのはどんな時間帯でどんなシチュエーションか?じっくり目を通してくれるのか?多忙な中でポストを開けるのか?各ペルソナの好ましい情報やイメージは何か?」といったことも考えましょう。

それらを検証してから結果をデザインに落とし込むのが、クライアントを納得させる、クオリティの高いはがきをデザインするコツの1つです。

ペルソナを考察

デザイン by robbyprada

ペルソナを考察

デザイン by RobinMarie

はがきは文字を含めて1枚の絵と考える

絵になる表紙

デザイン by Space Scarlet

ダイレクトメールはポストを開けて受け手が目にする瞬間がまさに勝負なため、基本的に「伝えたいビジュアルメッセージを1つに絞り込むこと」が大切です。そのため、キャッチコピーとビジュアルに一体感のあるデザインが望ましく、はがきの場合は「文字も含めて1枚の絵」として完成しているのが理想的です。

キャッチコピーとビジュアルが独立しているのではなく、2つが自然に馴染んだデザインにし、「コピーとビジュアルが揃ってこそ意味が分かる」といった、お互いに補い合う表現方法を目指しましょう。先にコピーかデザインの一方を考えてからもう一方を後づけでデザインするのではなく、「1枚の絵」として同時に思案していくことがペルソナを描いている人物へアプローチするコツとなります。

1枚の絵

デザイン by Elven Song

1枚の絵

デザイン by yesangga

インテリアにもなるはがきデザインが理想

インテリアにもなるはがき

デザイン by jeja86

「今は自社のサービスを必要としていない顧客でも、必要になった時に思い出してほしい」といった目的のダイレクトメールもあるでしょう。その場合は、不必要だからといってゴミ箱に直行させないようなデザインにする工夫が必要です。

そのための効果的な方法は、壁のコルクボードなどに飾ってもらえるような、デザイン性の高いはがきにすることです。インテリアとして成立するような「とっておきたいはがき」を意識してデザインするのがポイントとなります。ダイレクトメールに依頼主の情報をたくさん載せ、アピールしたくなるかもしれませんが、あくまでも発送する依頼主側に寄り添い、飾ってもらえるオシャレなはがきを目指すのも1つペルソナを意識してデザインするコツになります。

インテリアにもなるはがき

デザイン by Huntress™

インテリアにもなるはがき

デザイン by Holiday26

一目で送り主のイメージが伝わるはがきデザイン

送り主のイメージ

デザイン by Natalia Kolodiazhna

依頼主のお客様には毎日たくさんのダイレクトメールやカタログが届きます。受け手に「どこから来たはがきか」が一目で伝わるように、依頼主の企業イメージに沿ったはがきデザインが望ましいでしょう。

ブランディングイメージの確立や浸透ができている依頼主ならば、企業のイメージカラーやアイコンを使ったデザインは、馴染みがある分ユーザーに安心してもらえるかもしれません。もしブランディングが確立していないのであれば、テイストを統一させたシリーズもののはがきを定期的に送ることで、「いつも来るはがきだ」と印象付けることも有効的な手法の1つです。

送り主のイメージ

デザイン by Gumber

受け手のペルソナを意識したはがきデザインのコツはいかがでしたか?「誰にどんなメッセージを伝えるか」によって、はがきのデザインだけでなく、メッセージの内容や送る頻度も異なるでしょう。捨てずにとっておいてもらえる、インテリアにもなるようなオシャレなはがきにする、親しみが湧きやすいシリーズのはがきを発送するなど、はがきだけでもアプローチ方法は様々です。

このようないくつかのテクニックを複合させて、ペルソナを描いている人物へのアプローチに効果的なはがきをデザインできるように、今回紹介したコツをぜひ参考にしてみてください。

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