想いを伝えるはがき

現代の情報発信はデジタルツールが一般的ですが、ターゲットや目的によって、はがきによるダイレクトメールの方がより高い効果を見込める場合もあります。特にターゲットが高齢者の場合は、温かみのあるはがきのプロモーションがまだまだ有効です。
ただ、思いを伝えるツールとして昔からポピュラーな存在であるがゆえに、「はがきデザインを発注する際の料金相場がわからない」とお悩みの方もいるかもしれません。今回は、はがきデザインの料金相場について紹介します。

はがきの料金相場はどれぐらい?

はがきデザインの料金相場は、デザイナーの方によって大きく異なります。はがきは身近すぎるメディアであり、誰もが年賀状や暑中見舞いなどで「はがきをデザインしたことがある」と言えます。また最近では、パソコンが得意な事務員さんでも、アプリケーションやネット上のフリー素材でそれなりのクオリティのはがきを制作できることもあるでしょう。

はがきデザインの料金を設定する際には、まず「どれくらいのビジュアルクオリティを求めるか?」を明確にしましょう。「特にセンスは求めないけれど、多くの自社情報を入れて、何度も訂正を入れたい」などのように、作業工数がどれくらい多くなるかも確認しておくことをオススメします。
クオリティが高い、もしくは作業工数が多いほど、料金は高くなります。地域差や個人差もありますが、目安としては、1つのはがきデザインで20,000円前後がプロのデザイナーでも納得しやすい価格と言えます。

使用目的や印刷費用を考えた料金設定を

はがきによるプロモーション計画の中で忘れてはならないのが印刷費です。デジタルメディアの多くは、制作費以外の経費は少なく抑えられますが、はがきなどのアナログツールはデザイン費・制作費よりも印刷費や発送費の方が経費を大きく占める場合も少なくありません。

また、その他にも

  • 企画構成料 10,000円前後
  • ライティング料 10,000~20,000円前後
  • 写真撮影料 10,000~15,000円前後
  • 色構成料 10,000~25,000円前後

など、色々な工程に料金が発生します。

予算の中で印刷費・発送費・その他諸経費を計算した上で、デザインに使える費用を設定し、その予算枠の中で無理なく引き受けてくれるデザイナーを選択することがオススメです。
デザイナーの方によって料金相場が異なりますが、必ずしもリーズナブルな報酬で受けるからといってクオリティが低いというわけではありません。例えば「独立したばかりで、顧客を開拓したい」といった理由で、相場よりも安価で受けるデザイナーの方もいるのです。

単発のお付き合いだけでなく、「自社の理解を深めてもらいながらデザイナーを育てる」ということであれば、はがきのデザインを依頼することは新しいクリエイターを発掘するのにとても適していると言えるでしょう。

送り先を意識し、諸経費を考えて妥協しないはがきに

妥協しないはがきデザインを発注する方法として、まず「誰にどんなメッセージを送るのか?」といったターゲットや目的、コンセプ トをデザイナーの方に伝えることが大切です。

他にも意識したいのは、「予算と納期に十分な余裕があるか?」ということ。デザインし終わった後の、印刷工期を考えておくことで、焦らずはがき制作ができます。最近ではインターネット発注で即日に納品される印刷サービスもありますが、特急料金だと割高になってしまうため、一般的には2週間程度を印刷工程にあてるのが望ましいでしょう。

デザイン案のプレゼンテーション、デザイン確定、細かい訂正と校了、デザイナーの入稿データ作成、印刷、発送…と、細かい工程それぞれに工期を設定し、より詳細なスケジュール管理が大切です。この工期についてはデザイナーの方と共有しておいた方が、スムーズに進められます。

はがきのダイレクトメールは使用する紙によって料金を比較的コントロールしやすく、多色刷り、活版印刷やトムソン(型抜き)など、印刷工程でも豊かな表現が可能です。こうした方法を採用するかどうかも含めてデザイナーの方と事前に相談し、デザイン料金とのバランスを考えましょう。

諸経費を計算に

いかがでしたか?はがきは身近なメディアであるため、デザイナーの方によって費用にバラつきがあり、交渉次第でリーズナブルに受けてくれる方もいるかもしれません。印刷費・発送費・諸経費など、他の費用も大きいことから、デザインは極力抑えたいところですが、「ぜひプロの斬新なビジュアルでインパクトを与えたい」という希望があるならば、デザイン費を惜しまない方がいいでしょう。その際には「数案を提示してもらう」「コンペ形式にする」など、多くのアイデアを集めるスタイルがオススメです。是非はがき作りの参考にしてみてください。