シンプルなはがきデザイン

シンプルなはがきのデザインを目指すなら、文字が主役のタイポグラフィがオススメです。タイポグラフィは奥が深く、チョイスするフォントや字間のバランスでデザインの表情がガラリと変わります。さらにこだわりたいなら、フォントを手作りするのもいいでしょう。ここでは、要素がそぎ落とされ、絶妙なバランス配置をされているはがきが、シンプルなはがきのデザインになりうるということを具体的な例を交えてご紹介いたします。

手書きデザインでシンプルに仕上げるには

手書きでシンプルデザイン

手書きの文字をデザインに活用してシンプルに仕上げるには、余白のバランスが決め手となります。手書き文字はそのままレイアウトすると、紙面に対する余白が少なくなり、一歩間違えるとスーパーの手書きPOPのような印象になってしまうこともあります。もしそのようなイメージを求めているわけではないのなら、文字の余白を調整することでバランスがとることができる可能性があります。

また、手書き文字は字間が間のびしやすいので、「シンプル」に見せるためには取り込んだ手書き文字の字間バランスをイラストレーター上で調整するといいでしょう。もし味のある文字を書く自信がない場合は、手書き風のフォントを活用してみるのもオススメです。多種多様なタッチがあり、イメージに合わせた文字をセレクトできます。

水墨画を参考にしたシンプルなデザイン

水墨画を参考に

日本の文化である「書」は美しい文字デザインの1つであり、粋と情緒が漂う和の芸術ですが、黒一色で表現された「水墨画」も同様です。日本人は、畳の部屋に一輪挿しだけを配置したような空間が芸術だと感じるように、シンプルでさりげない雰囲気を好みます。

そこで、水墨画の白い空間に漂う曲線の美しさを、はがきのデザインへと応用してみるのもいいかもしれません。はがきのホワイトスペースを「美」と捉え、水墨画のような余白のあるデザインに挑戦してみましょう。「シンプルかつさりげない」がコツとなります。

シンプルだけど動きのあるはがきデザイン

動きのあるはがき

はがきを受け取る人に印象づけるためには、シンプルな中にも動きのあるデザインを意識したいところです。そのためのコツとして、曲線を活用した動きのあるデザインにしたり、ワンポイントで動物や花・波など、動き出すイメージのモチーフを溶け込ませたりするのがオススメです。

中でも特にオススメなのは、シルエットイラストのキャラクターを活用することです。影絵という黒一色のイラストはシンプルなデザインテイストを壊すことがない上に、今にも動き出しそうな躍動感を表現できるのでモノトーン系のデザインには是非取り入れると良いでしょう。

シンプルでクリエイティブなはがきデザイン

クリエイティブなデザイン

グラフィックデザインには「大きいデザイン」と「小さいデザイン」があると言われています。「大きいデザイン」とは、ぱっと見た時の印象がメインビジュアルやカラー、ビジュアルイメージなど全体を印象づけるデザインのことを指します。一方「小さいデザイン」とは、文字のバランスや余白、アイキャッチのポイントなど、細かい処理のことを指します。

クリエイティブと言えば「大きいデザイン」ばかりを想像しがちですが、シンプルできれいなデザインは「小さいデザイン」がとても重要です。例えば、一見して全体のイメージがしっかりシンプルなものになっていても、細かい所にも手を抜かずに、薄いアミや線画を駆使したデザインを施すことで、統一感のある美しいデザインに仕上がるからです。はがきは一目で全体を認識できるサイズなので、細部におけるクリエイティブの丁寧さによって、全体の印象が左右されるケースが多いです。

まとめ

はがきデザインまとめ

いかがでしたか?シンプルなはがきのデザインは「余白」や「バランス」が全体の印象を左右するため、普段からシンプルなデザインをするトレーニングをしておきたいものです。オススメの方法は「ホワイトスペースのバランスがきれいだな」と思うダイレクトメールやフライヤーの、余白と要素のサイズを定規ではかっておくことです。

普段から余白と要素のサイズ感覚を掴んでおけば、いざデザインワークを行う時にスムーズにでき、作業時間を短縮できるかもしれません。「ホワイトスペースを制する者はシンプルデザインを制す」ことを念頭に置いて、トレーニングしてみてくださいね。