タトゥーデザインの基礎知識

タトゥーは簡単に消すことができるものではないので、何か強い思いを込めて入れる方が多いようです。顧客に入れるタトゥーデザインを決めるコツは、その人がタトゥーに込める思いを把握しておくということ。ここでは、タトゥーを入れる際に知っておくべき基礎知識だけでなく、刺青とタトゥーの違いやデザインの種類、そしてデザイン別にタトゥーが持つ意味を紹介します。

タトゥーを入れる際の事前に知っておくべき知識

タトゥーの事前知識

まずは基礎知識として、タトゥーで入れられる色が何種類あるのか知っておくと良いでしょう。メーカーにもよりますが一般的には50種類~70種類ほどあり、既存の色だけでなく、絵の具と同様に混ぜることで新たな色を作ることもできます。また、タトゥーを入れた直後と時間が経った後では発色に変化があるので、そのことも計算しておく必要があるでしょう。

顧客とタトゥーの色味やデザインを入念に打ち合わせしておけば、後々のトラブルを防ぐことができます。色はタトゥーの印象を決める重要な部分でもありますので、イメージのすり合わせを綿密に行っておいた方がよいでしょう。 

何が違う?刺青とタトゥーの違いとは

刺青とタトゥーの違い

刺青とタトゥーの決定的な違いは、肌に入る「針の深さ」です。刺青は肌に針が深く入るのに比べて、タトゥーは浅く針を入れるのが特徴です。針を入れる深さによって、見た目に違いが出ます。深く針を入れる刺青は塗料を入れた部分の皮膚が盛り上がりやすくなり、針を浅く入れるタトゥーは肌の表面にペイントをしているようなイメージになる傾向があります。

「針を浅く入れるのだからタトゥーは簡単に消せる」と勘違いされやすいようですが、刺青もタトゥーも一度入れると簡単に消せるものではないということを認識しておきましょう。

また、刺青とタトゥーは、使用する染料にも違いがあります。一般的に刺青は墨汁や朱、ニワトリの血液などを使用するのに対して、タトゥーはインクを中心に使います。身体にどんなものを入れるのか、顧客に対してしっかり説明を行い、理解をしてもらってから入れ込むのが良いでしょう。 

「和彫り」はデザインの種類が豊富!

和彫りのデザイン

タトゥーのデザインには、和柄や漢字、キャラクターなど様々なものがあります。日本だけでなく世界中で支持されている「和彫り」は、タトゥーデザインの中でもスタンダードな存在なので、デザインの種類が豊富にあります。また、デザインの種類である「トライバル」や「ポートレート」といったデザインの中にも数多くの種類があるようです。「多くの種類からじっくり選びたい」という顧客にオススメです。

最近ではキャラクターのデザインを入れる方も増えてきているようなので、「人とは違う柄を入れたい」という顧客にオススメできるかもしれません。新しいキャラクターであればあるほどデザインの種類は少ないようですが、個性的なタトゥーになることでしょう。

デザインを決めるときは込める思いをヒアリング

デザインに込める想い

「タトゥーを入れたいけれど、どんなデザインにしたらいいのか」と迷っている方も多いようです。そのような顧客には、なぜ「タトゥーを入れたいのか」「どんな想いを込めて入れようと思っているのか」ということをヒアリングし、デザインを決定していくのがオススメです。

例えば、「太陽の柄」には成長や情熱、「蜘蛛の巣」には想像や美しきもの、「桜」には心の美や純血、「ライオン」には勇気や成功といった意味があります。タトゥーを入れたいと考えている多くの人が入れるタトゥーのデザインに強い想いを持っていることが多いので、それぞれの思いに合ったデザインをこちらから提案してみてください。

デザイン例

彫師に必要なのは技術だけではなく、タトゥーデザインの知識や、デザインを提案する力も求められます。基本的にタトゥーは一度入れてしまうと一生消えないものなので、顧客との打ち合わせがとても重要です。デザインを提案する際にぜひ参考にしてみてください。