ストック画像について知っておくべき4つのこと

shunichi shiga

多くのグラフィックデザイナーは、創造的な工程において、迅速に、かつ、素晴らしいデザインを作るために役立つツールを持っています。それはストック画像です。ストック画像は、オンライン広告、企業ウェブサイト、高速道路の掲示板など、ありとあらゆる場所に存在します。しかしあなたは、それらについて真剣に考えたことはないでしょう。あなたが最近見た広告の中で、少々喜び過ぎて仕事(または買い物、夕食、通院など)ができないような、風変わりだけど魅力的な人たちが登場する広告を思い出してみてください。それは恐らくストック画像です!

ストック画像は、あなたやあなたのコンペにどのような影響を与えるでしょうか?今回は、あなたのデザインで使用されているストック画像をより上手に特定し、その使用権を正しく取得する方法をご紹介します。99designsのポリシーでは、デザイナーがロゴ、イラスト・グラフィックデザイン、アイコン・ボタンデザインコンペでストック画像を使用することを禁止していますが、他のカテゴリーのデザインコンペへ提案する作品では自由に使用することができます。また、デザイナーがストック画像を使用する場合、あなたへの通知が義務付けられています。とは言え、あなたもストック画像の基本を理解していれば、注意すべき点がわかりますので知っておいて損はないでしょう。

1. ストック画像とは

お気づきの方もいるかもしれませんが、ストック画像は投資、株、ウォール街とは全く関係ありません。しかしストック画像のクリエーター作品の対価をもらっています!ストック画像とは、プロがデザインまたは撮影した画像で、バイヤーまたはライセンシーが使用するために売られる、または、許可が与えられるものです。自分の画像に資材を投じることなく高品質な写真をクライアントに提供するため、デザイナーが自身のデザインにストック画像を取り込むことはよくあります。(クライアントから、スーツを着た人たちがビルから出てくる写真や、青空の下に広がる街の地平線の写真を取り込みたいという依頼がある度にグラフィックデザイナーが写真を取らなければならなかったとしたら、実際にデザインを完成させるのはとても大変だということが想像できますよね!)99designsで使用されているストック画像は、通常2つのストックカテゴリーのいずれかに分類されます:1つは写真、もう1つはベクター画像です。

ストック写真を提供している会社の大手には、ゲッティイメージズシャッターストックiStockphotoなどがあります。デザイナーは数千もある写真ライブラリを閲覧し、あなたのデザイン用件にふさわしいものを選ぶことができます。

一方、ベクター画像は写真ではなく、スケーラブル画像で、ライセンスを取得すれば利用できます。ストック写真と同様、デザイナーはストックベクター画像のライブラリを閲覧し、あなたのデザイン用件に合うものを探します。

2. デザイナーはストック画像を使う場合、通知してくれるでしょうか?

前述した通り、99designsのデザイナーはストック画像をロゴ、イラスト・グラフィックデザイン、アイコン・ボタンデザインコンペに使用してはいけません。しかし、他のデザインコンペのカテゴリーでストック画像を使用する際は、コンペ主催者に通知しなければなりません。通知を怠ったデザイナーがいれば、99designsのサポートセンターがそのデザイナーを特定して注意します。99designsは、このようなケースをとても重要視しています。画像元がすぐにわかり、その画像の適切なライセンスが取得できるように、あなたが受け取る通知には画像へのリンクが含まれていなければなりません。以下はその例です:

ライセンス取得済みコンテンツ申告

3. ライセンス取得の手続き

ストック画像のライセンスは、通常2つのタイプに分けられます:

ロイヤリティフリーとは、一度ある画像のライセンスを購入すれば、追加料金を払うことなくその画像を何度も使用できることを意味します。とは言え、いくつか規制がある場合もあるので、使用制限を知るためには、ライセンス規約に目を通しておくことが大切です。

ライツマネージドの画像とは、一般的に使用制約がある画像を指します。その制限は、画像が使用される産業、地理的な場所、または使用期間などが含まれます。

ライセンス料はさまざまですが、通常は法外に高額なものではありません。ストック画像使用のために適切なライセンスを取得していないと大きな問題になります。もしあなたがライセンスを取得せずに画像を使用していたことが判明すれば、これらの画像を所有している会社はあなたを法的に訴えることができ、その違約金は数十万円にも及ぶことがあります。多くのストック画像にはコード化された追跡情報が含まれており、例え画像が変更または修正されていても、すぐに使用されている場所の特定ができるのです。

特定の画像に対してどのタイプのライセンスが必要なのか分からない場合は、画像を所有している会社に連絡し、確実に補償されるようにしましょう。

ストック画像をブランディングやマーケティング資料に使用している会社の大部分は、法的な問題を全く抱えていないと思いますので、怖がらなくても大丈夫です。ストック画像を使用しているデザインを避ける理由は全くありません。それらは多くの類いまれなデザインの基本となっているのですから!しかし、ストック画像とはどのようなものか基本的なことを把握し、一目でそれと分かるようにしておいたほうがいいでしょう。

4. ストック画像の探し方

ストック画像を特定する最も簡単な方法は、画像に付いている透かしを探すことです。この透かしは、以下の例にあるように、画像元を示している場合が多々あります:

JA-Stock-02

ストック画像(シャッターストックより)

般的に、あなたのデザインに含まれる写真のほとんどがストック写真と言えます。デザイナーが実際に写真を撮ったものでなければ、インターネットリソースから入手した可能性が高く、ライセンスを必要とするかもしれません。デザイナーに画像元とそこに直結するリンクを聞きましょう。

写真ではない画像がストック画像かどうかを見分けるのは少し難しいかもしれません。確認する方法の1つとして、Google画像検索またはTinEye.comのような類似画像検索のプラットフォームの利用があります。これらを利用して画像をアップロードすると、何十億もの画像の中から同じまたは類似の画像を探すことができるのです。画像が表示されない場合は、オリジナルである可能性が高いでしょう。

それでもよく分からない場合は、遠慮なくデザイナーに入手先を聞くか、99designsのカスタマーサポートセンターに連絡して協力してもらいましょう。また、デザイナーがあなたのためにストック画像の権利を取得したいと申し出ても、一般的にストック画像のライセンスは譲渡不可能であり、99designsの著作権に関する契約でもこの譲渡について規定していないということを念頭に置いておきましょう。99designsのデザイナーはそのことについて知っているはずですが、最終的にはあなたの責任になります。そうなる前に、あなた自身が直接ストック画像のライセンスを取得する方が賢明でしょう。

やるべきことがたくさんあるように聞こえますが、実際はほんの数分でできます。また、ビジネスの成功のために毎日努力し、この先ずっと面倒な問題もなく確実に新しいデザインを使用できるようにすることは、間違いなく価値があると言えます。

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