かっこいいスマホUI

幅広い世代にスマホが浸透し、現在多くのアプリが世の中に送り出されています。その中で人々に愛用されるヒットアプリは一握り。人気のアプリのほとんどは、見た目が美しく、使いやすく、楽しさやメリットをわかりやすく提供してくれるもの、つまり UI(ユーザーインターフェース=操作画面)とUX(ユーザーエクスペリエンス=ユーザー体験)に優れたアプリです。そこで今回は、ぜひデザイナーの方に参考にしてほしい、人々に愛されるかっこいいアプリをデザインするポイントを紹介します。

シンプルで緻密な美しいデザイン

シンプルデザイン

アプリに限らずどんなメディアでも「オシャレでかっこいい」デザインは、多くの場合要素が少なめでスタイリッシュな印象です。要素が多くごちゃごちゃしたデザインは「親しみやすい、にぎやか」という印象は与えますが「オシャレ、かっこいい」というイメージには繋がりにくいかもしれません。中でもアプリデザインは、限られた大きさの中で最低限の要素を取り入れることが必要なポイントとなります。

そして、シンプルかつ美しいデザインをする上で大切なのは「コミュニケーションデザイン力」。これはプロダクトデザインでは必須な「フォルムを見ただけで操作方法が伝わる」という要素です。例えばゲームのコントローラーは、取扱説明書を読めない幼児でも操作できるデザインを緻密に考えられている、というようなことです。

これはアプリのデザインにも通じています。「シンプルだがポタンであると認識できる」「タップすると何が起こるかわかる」などのような緻密な設計をすることで、美しいデザインが生まれるでしょう。

アプリ動作時の「重さ」も考慮する

動作の重さ

アプリユーザーが最もストレスを感じるのは「起動や操作が重い」状態です。どんなにデザインが美しく、機能が素晴らしくても、動きが遅すぎるアプリはすぐにアンインストールされてしまいます。アプリデザイナーは常に「軽量化」を意識することも大切なポイントです。

容量に負荷がかかる要素と言えば、やはり「画像」です。オシャレでかっこいいデザインを保ちながら軽量化するためには、画像の劣化を最小限にしながら圧縮率の高い形式を模索する必要があります。それぞれの画像形式にメリットとデメリットがあるので、アプリとプログラムに合わせてよりふさわしい形式を採用しましょう。

忘れてはいけないUXデザインの基本とは?

UXデザイン

アプリデザインの用語として、UI(ユーザーインターフェース=操作画面)とともにUX(ユーザーエクスペリエンス=ユーザー体験)が意識されています。優れたUXデザインがなされているなら、アプリユーザーが「うれしい、楽しい、みんなと共有したい」といったポジティブな印象を持ち、満足度が高くなります。

また、ビジュアルやユーザビリティが影響するUIデザインに対して、UXデザインの評価はよりユーザーの気持ちや使用感にゆだねられる特徴があります。そのため、ターゲットのペルソナは属性だけでなく、「アプリのヘビーユーザーかライトユーザーか」、「スマートフォンのリテラシーの高さはどのくらいか」なども意識することが大切です。

オシャレなデザインは抽象的なものになりがちですが、UXを高めるには親しみやすさを導入した方が効果的な場合もあります。「かっこいい」と「使うと楽しい」を両立させることが、UI/UXデザインの前提です。

片手で操作するスマホならではのデザインを

スマホならではのデザイン

アプリならではのユーザビリティとして意識したいポイントは「片手での操作」を想定するということです。スマホアプリでは、ほぼ「親指タッチ」だけでもストレスなく操作できるデザインが求められます。例えば「スマホを片手で持った時に親指が届く範囲にメニューボタンを配置する」「視覚的な要素は、親指で隠れない上部に配置する」などです。

オシャレでかっこいいビジュアルだけを重視したばかりに、片手で操作しづらくなっていたり、肝心なボタンに親指が届かなかったりということがないように、スマホ向きのデザインを念頭に置きましょう。

オシャレでかっこいいデザイン

限られた画面でシンプルに魅力を表現することが前提のアプリデザインですが、より「オシャレでかっこいい」デザインを目指すには、想像以上に少ない要素で表現しなくてはなりません。

かっこいい写真を多用してアプリ動作が遅くなることを避けるためにも、わかりやすいイラストやロゴのアイコンをデザインする練習をしておきたいですね。普段からオシャレでかっこいいアイコンのデザインアイデアをストックしておくのも、オシャレなアプリデザインをする上でのポイントです。ぜひUIデザインの参考にしてみてください。