アプリのUIUXデザイン

アプリデザインの完成度を表す基準には、UI(ユーザー・インターフェイス=ユーザーの視覚コミュニケーション)とUX(ユーザー・エクスペリエンス=ユーザー体験)があり、2つの要素は連携しています。UIが劣っているアプリはビジュアルの魅力が乏しくなってしまい、インストールしてもらいにくくなりますし、使い勝手がよくないと即アンインストールされてしまう傾向があります。

また、UXが劣っていると「使って楽しくない」「何のメリットも感じない」とユーザーに思わせてしまう可能性があります。このようなアプリになってしまうのを避けるためにも、今回は魅力的なUI/UXをデザインするコツと方法を紹介します。

ターゲットUXデザインを生み出す

UXは「アプリを使った人の満足度」なので、ユーザーに寄り添って考えることがコツです。ターゲットに共感するためには、ペルソナをより具体的に設定するのも有効手段となります。例えば、年代、性別、ライフスタイル、趣味・志向、交際範囲、そしてアプリのヘビーユーザーか否かといった細かい部分まで設定したいところです。

また、使用者のスマホリテラシーの高さによってアプリのナビゲーション設計を変える必要があるので、使用者のペルソナも考慮しておくことをオススメします。デザインするアプリが、既に世の中で浸透している機能で構成されているものなのか、それともユーザーにとって目新しいものなのかによって、UXに大きく影響します。

もし既に出回っているような馴染みある機能のアプリならば斬新でないと満足してもらいにくいですし、全く新しいタイプのアプリなら「操作のわかりやすさ」を意識する必要があります。

ターゲットUXデザイン

デザイン by L.P.A

ターゲットUXデザイン

デザイン by OFNEXT

クライアントのコンセプトに合ったターゲットを意識

クライアントがアプリを開発・リリースするのは、当然何らかの狙いがあるからです。例えば、自社のブランドや商品を浸透させたい、課金サービスでの収益が目的、潜在ニーズを掘り起こすためなどです。アプリをデザインするときは、クライアントがアプリをどのような目的で企画しているのかをヒアリングすることで、よりクライアントのイメージに近いものを制作することができます。

まずは会員向けのサービスなのか、テストマーケティングのためなのかというようなアプリの目的をヒアリングし、そこから「どのようなコンセプトのアプリにするか」というイメージ、そして「誰にアプリを使ってもらいたいのか」というターゲットも聞くといいでしょう。

デザインを受ける際には、こうしたクライアントの「ビジネスとしての目的」や「コンセプト」、「ターゲット」を明確にしておくことで後々のトラブルを回避するだけでなく、よりクオリティの高いアプリをデザインしやすくなります。クライアントにとってアプリを作ることは「ゴール」ではなく「手段」なので、最終的な目的をシェアしてもらいながらよりコンセプトに近いアプリを完成させましょう。

コンセプトに合ったデザイン

デザイン by DiegoCayz

コンセプトに合ったデザイン

デザイン by Dejan990

コンセプトに合ったデザイン

デザイン by meghanuno

自然が生み出すデザインと人を惹きつけるUI

じっくり見るタイプのメディアとは異なり、アプリは「直感操作」がメインになるため、ユーザーから瞬時に良し悪しを判断されるという特徴があります。そのためアプリでは多くの人々が瞬間的に好みそうな、ポピュラーなデザインを採用する傾向があります。

ポピュラーなデザインをするコツは、緑・大地・花・海・空など、自然の中にある曲線や色づかいを参考にすることです。自然の色やフォルム・イメージが「嫌い」という人は割合的に少なく、モチーフにする素材も豊富で、デザインに取り入れやすいのが魅力です。普段から自然をモチーフにしたデザインをトレーニングしておくことがオススメです。

自然をモチーフにしたUIデザイン

デザイン by ozonestyle

自然をモチーフにしたUIデザイン

デザイン by Fernandos

自然をモチーフにしたUIデザイン

デザイン by Typelab D

スマートフォンがどんな「空間」であるかを考える

どんなデザインにおいても最初に押さえておきたいのが、対象メディアのサイズ感です。「デザインするコンテンツがどのようなメディアで発信されるのか?」を考えて制作するのが、デザインの大前提となります。

アプリは主にスマートフォンで操作されますが、このメディアの特徴は「小さい枠で、タップで新しい画面へと切り替わり、スクロールで画面が動的に遷移する」ことです。これを踏まえ、アプリならではのデザインをしていきましょう。

スマホアプリはパソコンのwebサイトよりも小さい画面で操作しますが、工夫やアイデア次第で、小さい画面だからこそ楽しめるようにデザインすることができます。例えば、スマホの特徴である「タップ」や「スクロール」によって、画面の一部分だけが変化するような、アプリならではのユニークな演出方法があります。アプリだからこそ楽しめるデザインの感覚が掴めるまで、ぜひ何度も練習してみてください。

スマホの操作

デザイン by Nashrulmalik

スマホの操作

デザイン by IAMF

スマホの操作

デザイン by jokaDCV ™

 

いかがでしたか?UI/UXのデザインはどちらか一方が欠けても、優れたアプリにはなりません。難しいようにも思えますが、ここで紹介したコツを掴み、ターゲットに寄り添ったデザインにすれば、長く愛されるアプリになりそうですね。いろいろな方法を模索しながら、多くの人から愛されるアプリを生み出す「デザイン力」を磨いてみてください。